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2025/5/13

【グリーン電力】エボニック、ポリウレタン添加剤生産拠点における切り替え完了

 エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン、以下「エボニック」)は、世界各地のポリウレタン添加剤生産施設で使用する電力をグリーン電力に切り替え、持続可能な社会の実現に向けての取り組みをさらに推進する。現在、コンフォート&インシュレーション部の各国のポリウレタン添加剤生産拠点での全工程が、グリーン電力で稼働している。
 アミンおよびシリコーンのプラットフォーム、ならびに米国ホープウェルから日本の伊勢原に至るまで、ポリウレタン添加剤の小規模生産拠点におけるグリーン電力への転換は、持続可能な生産活動と排出削減に対するエボニックのコミットメントを明確に示している。エボニックは、サステナビリティ戦略の一環として、2030年までにスコープ1と2の排出量を25%、スコープ3の排出量
を約11%削減することを掲げている。さらに、2050年までにクライメイト・ニュートラル(気候中立)の実現を目指している。
 エボニックは、持続可能性を重視しながら生産効率や能力を向上させることで、ポリウレタン業界の信頼できる長期的なパートナーとしてのポジションを強化し、自動車、建築、コーティング、家具、消費財などの市場で進化する顧客の需要に柔軟に対応する。
 コンフォート&インシュレーション部の責任者であるロベルト・ヴィラケラー(Roberto Vila-Keller)氏は、「アミンおよびシリコーンのプラットフォームは、当社が提供する製品群の基盤であり、グリーン電力への転換は重要なマイルストーンとなります。すべてのポリウレタン添加剤の生産拠点が再生可能な電力を利用し、化石由来原料を削減する努力を続けていくことで、当社は、持続可能なソリューションを求めるお客様の声の高まりや、環境に優しいポリウレタン業界の今後に向けた取り組みに貢献します」と述べている。
 グリーン電力への転換は、グリーン電力証書と、電力購入契約(PPA)として知られる再生可能電力供給契約によって実現することができた。これらの契約により、数年前から各拠点で再生可能エネルギーの確実かつ安定的な供給が可能となっている。例えば、ドイツ・ヴィッテンブルクの離型剤生産拠点では、2022年初頭から再生可能電力契約を活用している。
 コンフォート&インシュレーション部生産・技術責任者であるチャド・ヘネケ(Chad Henneke)氏は、「ポリウレタン添加剤の生産と共有資産である工場をすべて再生可能エネルギーで稼働させることを目指し、チーム全体が取り組んできたことを大変誇りに思います。お客様の事業をサポートすると同時に、環境にもプラスの影響を与える生産方法を開拓することで、環境スチュワードシップとフットプリント削減に尽力しています」と述べている。

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