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2025/4/15

【サーキュラーエコノミー】サカタインクス、大阪本社移転に伴うオフィス機器廃棄の再資源化をエムエム建材と実施

 サカタインクスは、今年4月に予定している大阪本社移転に伴い、オフィスで使用していた什器等の再資源化をエムエム建材と実施する。
 サカタインクスは、印刷やパッケージ産業における廃棄物の再資源化に向け、サーキュラーエコノミー※の実現を目指し、実証実験を進めている。これまで、金属スクラップや廃インキ、PET廃材のリサイクルに関する取り組みを発表してきたが、今回はオフィス什器等の再資源化に着目し、オフィス移転時に発生する廃棄物の適切な資源循環モデルを構築するための実証実験を実施する。
 大阪本社移転に際しては、これまで使用していたオフィス什器等(デスク、椅子、パーテーション、OA機器、キャビネット、照明設備など)の多くが廃棄対象となる。これらの多くは鉄やアルミなどの金属資源を含んでいるため、適切に分別・処理することでリサイクル可能。実証実験では、金属リサイクルの分野で深い知見と実績を有するエムエム建材と連携し、オフィス什器等を分別・回収し、再資源化のプロセスを確立する取り組みを進めた。
 サカタインクスでは、これまで使用済みのインキや溶剤、金属製容器、プラスチック、老朽化した生産設備などのリサイクルを実証実験という形で進めており、その有効性を確認している。今回のオフィス什器等の再資源化に関する取り組みは印刷関連産業のみならず、さまざまなオフィスにおける資源循環の可能性を探る重要なステップとなる。
 今後は環境面、経済面でのメリットを実績として算出するとともに、継続して実証実験およびこれらの取り組みに協力いただける資源リサイクルのパートナーを募集し、廃棄物の再資源化に向けた一連のスキームを構築していく。

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