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2025/5/10
【人とくるまのテクノロジー展2025横浜】BASFグループ、全固体電池パック、Kiaコンセプトカー採用の樹脂製フロントエンドモジュールなど日本初公開
BASFジャパンは、2025年5月21日~23日まで、パシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」にBASFグループとして初出展する。ブース番号は336。
同展示会は、約1460ブースの出展規模と、来場登録者数が7万人を超える、日本最大級の自動車技術専門の展示会。最先端の車両、素材、技術が一堂に会する同展示会において、BASFジャパンは初出展の機会を通じて、モビリティ分野におけるグローバルな取り組みと技術力を広く発信する。
BASFは、自動車業界向けの化学ソリューションにおけるグローバルリーダーとして、エンジニアリングプラスチックなどの先端材料、添加剤、塗料、リチウムイオン電池用正極材料、さらにはサステナビリティを重視した技術・製品群を提供している。BASFジャパンの包括的な製品ポートフォリオは、自動車メーカーおよびサプライヤーによる、より安全で効率的かつ環境に配慮した次世代車両の開発を支援する。展示会では、“Drive Forward. Together”というコンセプトのもと、各事業部門や国内グループ会社によるパネル展示や製品デモンストレーションを通じて、BASFグループの誇る幅広いオートモーティブ向けソリューションの実例を紹介する。
今回の展示の目玉は以下の通り。
(1)e-モビリティ業界向けの軽量で安全かつサステナブル、革新的な全固体電池パック(日本の展示会・初公開)
BASFは、安全性・エネルギー密度・充電効率を大幅に向上させる次世代技術「全固体電池(SSB)」のバッテリーパックを、初展示する。「全固体電池(SSB)」は固体電解質を採用することで、従来のリチウムイオン電池に見られる液漏れや発火のリスクを大幅に低減。加えて、より高いエネルギー密度を実現することで、EVの航続距離延長や充電時間の短縮にも貢献する。
参考)日本語プレスリリース

(2)Kiaコンセプトカー採用の樹脂製フロントエンドモジュール(日本初公開)
BASFの持続可能な高性能材料を採用した、Kia EV3スタディカーの樹脂製フロントエンドモジュールを初展示。このコンセプトカーは、現代自動車グループのKiaとBASFが共同開発したもので、CCycled® およびバイオマスバランス(BMB)対応のエンジニアリングプラスチック、バイオベースのポリウレタンなど、計8種類のサステナブルな素材を組み込んでいる。
参考)日本語プレスリリース

(3)自動車グローバルカラートレンド
最新の自動車用カラートレンド展示では、世界中の消費者の進化する嗜好を反映した、多様で鮮やかな色合いと革新的なコーティング剤各種を紹介。消費者ニーズの変化を反映した色合いや、環境へ配慮したコーティング技術にも注目が集まっている。
参考)日本語プレスリリース

その他にも、サステナビリティ関連のアイテムとして、バイオマスバランス(BMB)製品や、製品PCF (製品カーボンフットプリント)データを共有するアプリ“PACIFIC”を展示。“PACIFIC”はCatena-Xの認定ソリューションであり、 BASFの顧客であれば、登録いただくことで利用が可能。
参考)英語プレスリリース
この他、エンジニアリングプラスチック、ポリウレタン、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、塗料、ブレーキ液、エンジンオイル添加剤、クーラント、水系アクリルバインダー、リチウムイオン電池用正極材料などを展示する。
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