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2025/6/13
【再生アルミ】JR東海リテイリング・プラス、アサヒユウアス、UACJ、東海道新幹線の再生アルミを使用したボールペンを共同開発
JR東海リテイリング・プラスとアサヒユウアスとUACJは、廃車になった東海道新幹線の車両の再生アルミを利用した「東海道新幹線 再生アルミボールペン」を共同開発した。JR東海リテイリング・プラスが運営するオンラインショップと品川駅鉄道グッズ専門店「BLUE BULLET」で6月20日(金)から数量限定で販売する。

開発にあたっては、東海道新幹線に乗務するJR東海リテイリング・プラスのパーサーが「自分たちが乗務で使いたいボールペンをつくりたい」という思いからアサヒユウアスと議論を重ね、商品のデザインや機能に反映をした。6月下旬以降、東海道新幹線の一部のパーサーが乗務時に同商品を使用する。
「東海道新幹線 再生アルミボールペン」は2021年頃まで東海道新幹線を走行したN700typeA「X2」編成の再生アルミを使ったボールペン。光沢のあるシルバーを基調とし、スリットの入ったスタイリッシュなデザインが特長。ノックボタンに東海道新幹線再生アルミのロゴを描いた。
【デザイン・機能へのこだわり】
「ビジネスシーンで使用するからこそ、シンプルでありながら高級感のあるデザイン」や「揺れる新幹線車内でもグリップしやすい本体の太さ」、「走行中の車内で万が一落としても転がりにくい形状」など、東海道新幹線での業務を行うパーサーならではのアイデアを実現した商品。6月下旬以降、東海道新幹線の一部のパーサーが、乗務時に同商品を使用する。

【技術面でのポイント】
ボールペンの形状設計ではアサヒユウアス(株)が監修を担当しました。ボールペンの外側はアルミニウム、内部機構はプラスチックを組み合わせてできている。これまでアサヒグループが積み重ねてきた飲料容器におけるアルミニウムやプラスチックの成形技術の知見を生かした。加えて、パーサーの意見をもとにボールペンの重量バランスや溝の深さなどにこだわり、持ちやすくかつ転がりにくいデザインを実現した。
UACJによるアルミニウムの押出製法で製造している。精密な押出技術により、アルミニウムの素材感を残しつつ、スリットの入ったデザインを実現した。製造の際は、アルミニウムの外側とボールペンの内部機構を適合させるため、細かな調整をくり返した。
3社はこれまで培ってきた技術力や強み、共創ネットワークを生かし、今後も協力して東海道新幹線再生アルミを用いた製品開発することで、限りある資源を楽しみながら有効活用する提案に取り組む。今回の商品開発の知見を生かし、今後も3社で東海道新幹線再生アルミを用いた商品開発を検討していく。

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