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2025/3/21

【太陽光発電ガラス 】AGCと東京建物、東京建物八重洲ビル ステップテラスに「サンジュール」を導入

 AGC東京建物は、2011年竣工の東京建物八重洲ビルのステップテラスに、AGCの太陽光発電ガラス サンジュールを導入した(*1)。この取り組みは、環境省が推進する建材一体型太陽光発電設備(以下、BIPV)の導入支援事業に初めて採択された(*2)。また、同ビルは日本規格協会が発効したJSA規格S1024「太陽電池パネルを設置した建築物等の土地有効活用スコアの評価方法( https://webdesk.jsa.or.jp/books/W11M0090/index/?bunsyo_id=JSA-S1024%3A2024 )」で規定された「土地有効活用型PV設置建築物等」として初めて認定される(*3)。

東京建物八重洲ビルのステップテラスに導入されたAGCの太陽発電ガラス サンジュール

 近年、気候変動による気温上昇や都市化の進展等に伴い、都心部の建物では電力需要が増加している。しかし、主にスペースの制約から、オンサイトでの再生可能エネルギー創出は十分に発展していなかった。AGCの太陽光発電ガラス サンジュールは、建築物のガラスとしての役割と発電機能を両立する製品。サンジュールの導入により、従来活用されていなかった窓や壁などから、太陽光由来の再生可能エネルギーを創出することが可能になる。

 また、同取り組みは、環境省のBIPV導入支援のうち「窓、壁等と一体となった太陽光発電」として初めて採択された。環境省は今後採択事例を増やし、民間事業者や団体による自家消費型・地産地消型の再生可能エネルギー導入を促進していく見込み。なお、当ビルが初の認定事例となったJSA規格S1024「太陽電池パネルを設置した建築物等の土地有効活用スコアの評価方法」は、AGCが事務局を務め、東京建物が参画した規格開発グループの提案に基づいて発効された。この規格に従い、「土地有効活用型PV設置建築物等」として認定されることで、建築物のESG評価を高め、価値向上が図られる。今後、建築物の再エネポテンシャルの活用度を評価する有効な指標として、同規格の普及を推進していく。

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