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2025/6/12
【EVENT】ビッグケミー・ジャパン、6月26日・27日にアシザワ・ファインテックと「粒子の微粉砕・分散と添加剤技術セミナー」開催

ビッグケミー・ジャパンは6月26日(木)、27日(金)、微粉砕・分散機メーカーのアシザワ・ファインテックと共同で、現地参加型1日セミナーを千葉県習志野市で開催する。7月17日(木)、18日(金)には大阪でも開催予定。
電池、電子部品、MLCC、インクジェット、自動車、塗料、顔料など幅広い分野の材料の微粉砕・分散および分散状態の安定化などのテーマについて課題解決の一助になるプログラムで、基礎的なレクチャーに加えて、分散実機、工場見学やデモによる実例も紹介する。
プログラムは以下の通り。
【講演1】ビーズミルを用いた微粉砕・分散技術について~微細化の基礎から実際の条件選定まで~
ビーズミルは微細化装置として代表的なものですが、使いこなすためには微細化の基礎を知った上で、機械条件・スラリー配合を最適化する必要がある。講座では粉砕・分散に関する基礎知識, 各機種の説明に加えて分散剤を使った処理例など、知っておくことでより現場見学がスムーズに理解できるような内容を1 時間程度にまとめて紹介する。
アシザワ・ファインテック 開発課 主査 池田俊彬氏
【講演2】BYK の添加剤技術について Ⅰ
微粒子を安定的に微細化するためには、粉砕・分散機だけでなく、目的に応じた添加剤の選定が不可欠である。セッションでは、分散機だけでは解決が難しい課題に対して、添加剤がどのように機能するかの基礎的な内容を、理論的背景を踏まえて、顔料湿潤分散剤を中心に解説する。
ビックケミー・ジャパン シニアソリューションナビゲーター 若原章博氏
【実機運転】実機運転湿式ビーズミル「ムゲンフローMGF®」による炭酸カルシウムの微細化
湿式ビーズミルは、原料粒子をナノ領域まで微細化することが可能な装置。今回は溶媒として水を用い、炭酸カルシウムを徐々に添加して固形分濃度70 wt% の高濃度スラリーを調製し、実際にビーズミルによる微細化処理を行う。高濃度スラリーでの運転は生産効率の向上につながるが、粘度が高くなることで攪拌効率や処理性能に影響を及ぼすことがある。そこで、固形分濃度を下げることなく粘度を低下させるために、適切な分散剤を添加する工程も併せて紹介する。
アシザワ・ファインテック 試作課 岡 智樹氏
【実液添加】実液添加BYK の添加剤技術について Ⅱ
ニーズの高いプレミキシング工程におけるスラリー粘度の低減や、分散後の沈殿・増粘の抑制といった課題に対応する添加剤ご紹介する。実際にご参加者様に添加実験をしていただき、分散効果の可視化とともに、添加剤がどのように分散安定性を高め、プロセス効率の向上に寄与するかを、体感いただける内容となっている。分散液の状態に加え、塗面への影響(光沢・表面の平滑性・色など)にも触れ、分散安定化の持つ意味の理解を深める。
ビックケミー・ジャパン株式会社 テクニカルサービスラボ 谷 泰輝氏
■日時: ①②は同内容、各定員16名
※両日とも同内容のセミナー。どちらか都合の良い日を選択
①2025年6月26日(木)10:00~15:30
②2025年6月27日(金)10:00~15:30
(大阪会場(吹田)開催は7月17日、18日予定)
■会場 千葉会場 アシザワ・ファインテック セミナールーム
【参加申し込み】
事前申し込み要・参加費無料
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