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2025/6/7

【環境技術実証事業】巴川コーポレーションの「フレキシブル面状ヒーター」と「グリーンチップ CMF」、実証対象技術に選定

 巴川コーポレーション(以下 TOMOEGAWA)の「フレキシブル面状ヒーター」と「グリーンチップ CMF」は、環境省の令和7年度環境技術実証(ETV:Environmental Technology Verification)事業の実証対象技術に選定された。

 ETV事業は、既に実用化された先進的な環境技術について、その環境保全効果等をISO14034と整合して第三者が客観的に実証することにより、環境技術の利用者等による技術の購入、導入等に際し、環境保全効果等を容易に比較・検討し適正な選択をすることが可能となり、環境技術の普及を促進し、環境保全と環境産業の発展を目的とするもの。
 環境技術実証事業運営委員会における厳正な審査の結果、TOMOEGAWAの「フレキシブル面状ヒーター」が気候変動対策技術領域、「グリーンチップ CMF」が資源循環技術領域の実証対象技術に選定され環境省に承認された。今後、技術実証検討会が開催される。
(1)「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」
 「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」はTOMOEGAWA独自の技術であるステンレス繊維シートを使用している。フレキシブルなため被加熱体に密着し、発熱ムラも少なく、効率的に加熱する。半導体製造装置や工場など各種設備の配管、曲面部、狭い場所などでの使用や検討が進んでいる。
 実証機関にて消費電力を測定し省エネ効果について実証する予定。
(2)「グリーンチップ CMF」
 「グリーンチップ CMF」はポリプロピレン樹脂(PP樹脂)に木材由来のセルロースファイバーを高配合した複合樹脂。石油由来樹脂の使用量を削減できる。食器、カトラリー、容器、日用雑貨、建材、家具、家電部品、自動車部品などでの使用や検討が進んでいる。
 実証機関にてリサイクル性能(性能保持)を試験し、マテリアルリサイクルについて実証する予定。

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