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2025/7/3
【紙製カトラリー】エステック、「100%紙製スフォーク」が機内食で世界初採用
エステックは、FSC認証紙使用で、自社開発製品の「100%紙製スフォーク(先割れスプーン)」を、ZIPAIR Tokyoが運航する機内食サービスに採用された。FSC認証紙100%紙製スフォークが航空機内で本格導入されるのは、世界でも初めての事例※となる。

※ 同社調べ(2025年6月時点)。主要航空会社(国内外30社以上)の過去の機内食用カトラリーに関する公開情報、業界紙、特許情報、企業発表をもとに独自に調査。完全に紙素材のみで構成されたスプーン・フォーク一体型カトラリー(スフォーク)の航空機機内食採用は、同社確認の限り世界初。
■ 導入の背景
ZIPAIRでは、機内サービスの品質向上に継続的に取り組まれており、機内食の提供においても、顧客がより快適に食事を楽しめる環境づくりが進められている。今回、カトラリーの選択肢を拡充する目的で、100%紙製スフォーク(先割れスプーン)の導入がフジモリ産業協力のもと決定された。
スフォークは、スプーンとフォーク両方の機能を併せ持つカトラリーであり、麺類・ご飯・スイーツといった多様な機内食メニューに柔軟に対応できる汎用性の高さが特徴。これにより、さまざまな顧客のニーズに応えることが可能となる。


■<ZIPAIR>のコメント
● 導入理由について
「ZIPAIRでは、機内食の時間も重要なサービスの一つと考えています。従来のカトラリーに加え、幅広いメニューに対応できる新たな選択肢として紙製カトラリーの導入を検討しました。先割れスプーンは、スプーン・フォーク両方の機能を備え、多様なメニューに対応可能である点が大きな特徴です。お客様の快適性をさらに高めるものと期待しています。」
● 製品選定の決め手
「最も重視したのは、機内という特殊な環境での使用に適した機能性でした。揺れが生じる中でも使いやすい形状・サイズ、安定した強度を備えていること、そして紙素材特有の安全性(万が一破損しても怪我のリスクが低い)など、安全面と利便性の両面を満たしている点を高く評価しました。エステック様には細部にわたるご提案とご対応をいただき、大変満足のいく製品に仕上げていただきました。」
● 今後の取り組み
「ZIPAIRでは、今後もお客様の声に耳を傾けながら、機内サービスの更なる向上に努めてまいります。今回の紙製カトラリーの導入もその一環であり、今後も新たな挑戦を続けてまいります。」
■製品定価
製品に使用している紙全てにおいてFSC認証紙を使用
20本セット:800円(1本/40円)
~700本:21000円(1本/33円)
※上記以上の数量希望の場合は要相談。全て紙個包装込みの値段
※送料は別途
■紙製スフォークの特徴
航空業界への最適化
他の素材と比較して軽量化を実現。梱包入れて6.5g軽量化により機内の積載効率を向上させ、航空機の燃費効率にも貢献。スプーン/フォークを一体化することによりオペレーションの軽減。
高い安全性と高強度
従来のプラスチック製やバイオマス製品で問題となっていた「先端の破損リスク」を解消し、利用者に安心と安全を提供する。また、木製や竹製と異なりささくれでの怪我のリスクがない。
廃棄コストの削減
有機ゴミとの統合廃棄可能で機内の食べ残しと一緒に処理できるため、廃棄作業が簡素化される。

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