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2025/1/8
【耐熱ダクト】長瀬産業、子会社の東拓工業が沖縄工場を移転し半導体製造装置用ホースの製造を開始
長瀬産業の100%子会社である東拓工業が、沖縄県うるま市で操業しているパイプ製造の工場を同市内で移転する。生産能力を拡大し、2025年10月の稼働を目指す。
東拓工業は2012年に沖縄工場(沖縄県うるま市州崎7-20)を開設し、那覇空港の拡張工事や県内の多数の橋梁建設など、多くのインフラ整備や公共事業向けに地中埋設電線保護管やPC橋梁用ケーブルダクトなどの製品を供給してきた。このたびの移転により、生産効率と生産能力のさらなる向上を目指し、生産と在庫管理を同一工場内で統一し製造から出荷までの一貫体制を整備する。これにより生産能力は1.5倍以上に向上し、より効率的かつ安定した供給が可能となる。新たに土木用排水パイプと半導体製造装置にも用いられる耐熱ダクトホースの製造を開始する。これまで沖縄県内の需要が中心でしたが、県外への販売も強化し、地域発展及び国土強靭化に引き続き貢献する。
移転後の製品ラインナップ
主力製品(1)〜(2)に加え、新たな製品(3)〜(4)を生産する。
(1)TACレックス(用途」:電気・通信ケーブルを地中埋設する場合の電線保護管)
メガソーラー発電所や風力発電所といった再生可能エネルギーの設備で使われ、クリーンエネルギーの普及をサポート。
(2)ポリエチレン製シース(用途:PC[プレストレストコンクリート])橋梁用ケーブルダクト)
海に囲まれた地域で建設されるPC橋梁に使用され、塩害対策やインフラ設備の長寿命化を支援。
(3)TACプレス(用途:土木造成工事用暗きょ排水管)
(4)耐熱ダクト(用途:半導体製造装置向け耐熱ホース)
半導体装置に組み込まれることで機械作動時の熱排出やクリーンルームなどの低発塵を要求される環境での送・排気ダクトとして最先端の設備を支える。
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