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2024/5/7

【Printing】旭化成の低溶剤フレキソ印刷用樹脂版「AFP-R」、FTAのサステナビリティ・エクセレンス・アワード受賞。溶剤洗浄製版作業におけるSolvent ZEROへのロードマップの中の重要な一歩

<2024年5月6日東京(日本)およびブリュッセル(ベルギー)発>フレキソ樹脂版開発のパイオニアであるアサヒフォトプロダクツは、本日、Flexographic Technical Association(FTA)から、低溶剤フレキソ印刷用樹脂版 「AFP™-R」が名誉あるサステナビリティ・エクセレンス・アワードを受賞したことを発表した。

 「この栄誉あるサステナビリティ賞を受賞でき、大変光栄に思います。低溶剤樹脂版AFP™-Rは、Solvent ZERO実現への一歩です。旭化成ではSolvent ZEROというキャッチコピーで、製版工程におけるVOCの使用を不要にし、樹脂版の洗浄時間と乾燥時間を短縮することにより、エネルギー使用量と製版に要する時間を削減することで、印刷・パッケージング業界の持続可能性の向上を推進しています。私たちは、独自のポリマー開発文化に基づく水現像 AWP™ 樹脂版やAFP™-R 樹脂版およびClenaPrint技術のような、お客様が最終的に環境と調和の取れたソリューションに移行する手助けとなる、新製品やソリューションを生み出し続けたいと考えています」と、感光材事業部のエグゼクティブ兼シニアゼネラルマネージャーである加藤昭博氏は述べている。

 AFP™-R樹脂版は、環境への影響を低減し、印刷前および印刷中の生産性を高める溶剤洗浄樹脂版。溶剤使用量を30%低減、製版時間を50%短縮し、時間とエネルギーの節約を実現する。これは、旭化成のサステナビリティ実現への貢献における節目となる製品であり、環境との調和のとれた製品開発を改善し続ける取り組みを強化するもの。標準的な溶剤洗浄樹脂版に比べ、さまざまな改善点を特徴とする高品質フレキソ印刷パッケージ、ラベルおよび紙印刷向けの高硬度タイプのフレキソ印刷用樹脂版。また、従来の洗浄溶剤を使用し、設備への追加投資を必要とせずに、溶剤の使用量を削減したいと考えているフレキソ樹脂版を製版するユーザーにとって、Solvent ZEROを実現する一歩となる。
 旭化成のCleanPrint対応樹脂版は、旭化成の技術者によって特別に開発された。被印刷体へのインキ転移性を向上させることで、ジョブチェンジ時間を短縮し、インキ使用量を抑え、版洗浄のための印刷機停止回数を削減する。その一方で印刷開始から刷了まで、際だった印刷品質の安定性を実現する。

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