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2025/7/1

【SC全体のサイバーセキュリティ強靭化】SEMIジャパン、「サイバーセキュリティスコアリングサービス」提供開始。7月24日に説明会開催

 SEMIジャパンは、サプライチェーン(SC)全体のサイバーセキュリティ強靭化のために、「サイバーセキュリティスコアリングサービス」を2025年7月1日から提供した。
背景
 業務のデジタル化やデジタルトランスフォーメーション(DX)の取組が進んでいるが、サイバー攻撃の被害に遭うリスクや、被害に遭った際の影響が深刻化するリスクが高まっている。近年ではサプライチェーンセキュリティが特に注目され、サイバーセキュリティ対策が比較的強固でない中小企業や小規模事業者を狙った攻撃も増加している。
 サプライヤーの中には、専門的な技術は優れているものの、企業規模が大きくないサプライヤーもおり、サイバーセキュリティの重要性は理解していても、サイバーセキュリティに関する専門人材を採用するのが難しいことが課題となっている。
 台湾の半導体企業が参加するSEMI Taiwan Semiconductor Cybersecurity Committeeは、2024年1月から「SEMICONDUCTOR CYBERSECURITY RISK RATING SERVICE」を開始した。SEMIジャパンは、台湾で提供されているサービスを日本企業向けに最適化を行い、2025年7月から「サイバーセキュリティスコアリングサービス」を提供する。
 これからサイバーセキュリティ対策に取り組む企業にとって、状況の把握が重要であり、サイバーセキュリティの専門人材を雇用していない企業においても、導入が容易なサービス。
 半導体業界における「サプライヤー」のスコアリングサービスを統一化することにより、「装置・材料メーカー」と「サプライヤー」双方のセキュリティレベル向上の効率化を実現する。また、「サイバーセキュリティスコアリングサービス」で得られたデータを業種・企業規模により集計し、半導体業界内のベンチマークを提示し、サプライチェーン全体のサイバーセキュリティ対策強化の啓蒙活動に努めていく。
 なお、このサービスは、半導体製造に依存した項目を含まないため、すべての業種の企業で利用できる。
 2025年7月24日13時からにオンラインで説明会を実施する。
 申込フォーム
<サービスの概要および特長>
年間費用
 SEMI会員30万円
 一般 60万円
1.項目ごとの達成度に応じて点数を付与し、可視化するスコアリングサービス
2.1年単位のサブスクリプションモデルを採用し、継続的な改善を支援
3.「外部評価(ドメイン情報から自動クロール)」と「内部評価(調査票への回答)」
4.日本語によるレポート・Webインターフェイスの提供
5.ヘルプテスク
 このサービスは、Panorays(パノレイズ)社のプラットフォームを使用し、SOMPOリスクマネジメント・エムオーテックスへの業務委託によりサービスが提供される。

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