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2024/5/15

【オープンイノベーション】OKI、米国Plug and Play社とパートナーシップ契約を締結

 OKIは、アクセラレータ大手の米国Plug and Play, LLC(創業者兼CEO:サイード・アミディ、本社:米国カルフォルニア州サニーベール市、以下 Plug and Play社)とエコシステムプラス(注1)・パートナーシップ契約を締結し、5月よりシリコンバレーを拠点としたオープンイノベーション活動を開始した。今後は、米国を中心に他地域へも活動範囲を拡大し、OKIと多数のスタートアップとの連携を推進し、深刻化する社会課題の解決に向けてグローバルに技術革新を取り込み、イノベーションを加速する。

キックオフミーティングの様子(左からPlug and Play社創業者兼CEOのサイード・アミディ氏、OKI執行役員兼技術責任者兼技術本部長の前野蔵人氏)


 Plug and Play(プラグアンドプレイ)社は、アーリーステージのスタートアップへ投資するベンチャーキャピタルであると同時に、スタートアップと各国の先進的な企業や投資家をつなぎ、世界中のイノベーションを加速させるグローバル・アクセラレータ大手。世界中の50を超える地域に拠点を持ち、500社を超えるパートナー企業と年間1000以上のプログラムやイベントを通じ、2000社を超えるスタートアップの育成に取り組んでいる。

 OKIは、今回のパートナーシップにより、同社のエコシステムに参画するとともに、シリコンバレーのPlug and Play社内に拠点を開設し、スタートアップを中心とした技術探索を行う。これに加えて、スタートアップとの間で生じがちなギャップ(注2)を埋めるための専任組織として、グローバル先行開発室を技術本部内に設置した。この組織は、技術探索で見出したスタートアップに伴走し、技術評価やPOCから事業への展開までをサポートする。この体制により、世界中の技術革新を事業に効率的に取り込み、複雑化する社会課題を迅速に解決していくことを目指す。

 OKIは2023年11月に発表した「技術戦略」において、社会課題をスピーディに解決するソリューション基盤の技術コンセプト「エッジプラットフォーム」(注3)を提唱した。グローバルなオープンイノベーションは、同プラットフォームの成長に欠かせない活動となる。同プラットフォームをハブとし、スタートアップの成長機会と社会課題の解決に繋げ、共に成長を加速していく。

エッジプラットフォーム概要とオープンイノベーション活動


注1:Plug and Play社 のシリコンバレーオフィスに常駐し、同社が保有するスタートアップのデータベース等を活用した技術探索とネットワーキング・提携を実行するプログラム。様々なネットワーキング・イベントやテーマを設定したワークショップを通じて、最新のグローバル市場のトレンドを把握し、スタートアップとの事業的なシナジー具体化を目指す

注2:シリコンバレーの技術探索担当者が見出したスタートアップと日本の受け手の間に生じるギャップ。スタートアップの期待するフィードバックやスピード感・規模感と、受け手の期待する技術の成熟度や対応力などの目線の違い(ギャップ)が、連携の障害になることがある。スタートアップを球に例え、海外の技術探索担当者が球を投げ、日本側が受け手となる関係の難しさを、一般に「ピッチャー・キャッチャー問題」とも呼ばれている

注3:リアルな現場の多様なコンポーネントとデータの組み合わせを加速し、顧客の多様な課題をスピーディに解決する、ソリューション基盤の技術コンセプト
参考 URL: https://www.oki.com/jp/ir/accounts/2023b3/1116_3.pdf

※ 本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標

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