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2026/4/16

【モノマテリアル】DNP、医療用滅菌包材を提供開始

 大日本印刷(DNP)は、欧州のコンソーシアム「CEFLEX(Circular Economy for Flexible Packaging)」のガイドライン※1に準拠し、リサイクル工程での選別性と再資源化適性を高めたモノマテリアル設計の「DNP医療用滅菌包材 モノマテリアルタイプ」のサンプル提供を開始する。

 DNPは、90wt%※2以上をポリエチレン系材料で構成する同製品によって、資源循環型社会の実現に取り組む医療機器メーカーなどを支援する。また、DNPのコンバーティング(材料加工)技術により、自社従来品の医療用滅菌包材と同等のシール強度と開封性を実現した。

DNP医療用滅菌包材 モノマテリアルタイプ

 欧州連合(EU)では包装・包装廃棄物規則(Packaging and Packaging Waste Regulation:PPWR)が2025年2月に発効されるなど、包材に関する資源循環・リサイクル性の要件が強化されている。現在、医療分野では一部のリサイクル要件が免除されているが、将来的な循環型社会の実現に向けて、モノマテリアル構成など環境負荷低減に向けた検討が一部の医療機器メーカーでも進み始めている。

 DNPはこれらのニーズに対応するために、「DNP医療用滅菌包材 モノマテリアルタイプ」のサンプル提供を開始する。

特長
1.モノマテリアル構成と、自社従来品と同等のシール強度・開封性を両立した包材設計
 DNP医療用滅菌包材は、不織布とフィルムから成る滅菌容器。医療機器を袋に入れた状態での滅菌処理が可能で、医療現場で使用される。
 モノマテリアルタイプは、DNPが持つコンバーティング技術により、耐熱性に課題があり加工が難しいモノマテリアル構成でも製袋加工を可能にし、自社従来品と同等のイージーピール性を実現した。材料の90wt%以上がポリエチレン系で構成されており、従来の複合材料に比べてリサイクル工程での選別性及び再資源化プロセスへの適合性を高めた設計。

DNP医療用滅菌包材 モノマテリアルタイプ 構成例の比較


2.医療機器メーカーの主要な滅菌方法に適合し、豊富な採用実績

 EOG(エチレンオキサイドガス)滅菌やγ(ガンマ)線、過酸化水素ガスなどの各種滅菌方式に対応。「DNP医療用滅菌包材」はこれまで、さまざまな医療機器メーカーで豊富な採用実績があり、用途に合わせたサイズや形態の設計が可能。

 DNPは、医療機器メーカーや滅菌包材を加工する企業(コンバーター)同製品を提供し、2030年度までに累計4億円の売上を目指す。なお、DNPは2026年4月21日〜23日に東京ビッグサイト(国際展示場)で開催される医療機器の製造・設計に関する展示会「Medtec Japan(メドテック ジャパン)」のDNPブース(東7ホール・ブースNo. 1014)で、同製品を出展する。

※1 CEFLEXガイドライン : フィルム包装(軟包装)のリサイクル適性を高めるための国際的な設計指針(Designing for a Circular Economy:D4ACE)。選別性や再生品質の向上を目的とした素材構成の基準を定めている

※2 wt% : 全体の重さのうち、成分の重量が全体の重量に占めているかを表す割合

カテゴリー
コンバーティングプロダクツ&テクノロジー

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