アーカイブ情報
2024/4/18
【ルール形成型市場創出企業】積水化学工業の管路更生事業、「標準化によるイノベーション連携の促進」として紹介
積水化学工業の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:平居義幸)が展開する管路更生事業が、ルール形成による市場創出の取組事例として経済産業省により紹介された。
経済産業省では、企業がルール形成に取り組み、新しい市場を創出する「ルール形成型の市場創出」を後押ししている。
自ら規制、標準、業界基準等のルール形成に取り組む企業の現状を把握するために2021~2023年度に3回にわたって日本国内1万社を対象として実施された「社会課題解決型の企業活動に関する意識調査」の結果より、市場形成力指標のスコアが安定的に高い(市場形成力が高い)企業10社と、うち3社の具体的な取組事例が公表された。
経済産業省ニュースリリース(2024年4月17日)
市場形成力指標における、ルール形成による市場創出の成功パターン(経済産業省「市場形成ガイダンス」)は3つのパターンに分類されている。
成功パターン1:政策形成や規制デザインのリード
成功パターン2:標準化によるイノベーション連携の促進
成功パターン3:業界コンセンサス形成による新たな「モノサシ」開発
積水化学工業の管路更生事(SPR工法)は、この中の2の事例として紹介された。
積水化学グループは、長期ビジョン「Vision 2030」において、「Innovation for the Earth サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造する」をビジョンステートメントとして掲げている。管路更生事業はSDGs(9:産業と技術革新の基盤を作ろう・12:つくる責任つかう責任・13:気候変動に具体的な対策を)にも合致しており、人びとの安心が未来につづくよう、老朽化が進むライフラインの更新、社会インフラの維持に取り組んでいる。
積水化学工業は、今後もルール形成型市場創出の取り組みを活用し、海外での仕様化促進を図るとともに、市場形成力指標の理解促進にも貢献していく。
- カテゴリー
- コンバーティングニュース