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2026/5/21
【ワールドスター賞】ミツカンとコバヤシの納豆トレー、使いやすさと環境配慮の両立が評価され受賞
Mizkan(ミツカン)とコバヤシは、ミツカンが2025年9月に導入した納豆トレーで、世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)が主催するパッケージデザインコンペティションである「ワールドスター(※1)」において「ワールドスター賞(※2)」を受賞した。
持ちやすさ・混ぜやすさ・環境負荷軽減を追求したこの納豆トレーは、日本包装技術協会が主催する「2025 日本パッケージングコンテスト」において「公益財団法人共用品推進機構理事長賞」を受賞しており、国内コンテストに続く2度目の受賞となる。


■今回の受賞について
納豆のトレーには、「容器が持ちにくく、混ぜにくい」、「納豆を混ぜるときに箸が引っかかる」、「納豆のねばねばが容器に残って洗いづらい」といった課題がある。また、近年、プラスチックを減らした環境負荷軽減パッケージが求められている。
そこで、ミツカンとコバヤシは、納豆トレーのリブ(凸凹)を減らして平らな構造にすることで、持ちやすさと混ぜやすさを向上させました。また、箸が引っかかってトレーを突き破るリスクを軽減するとともに、ねばねばが残りにくく、洗いやすくてリサイクル可能な容器。さらに、軽量化も実現し、環境負荷軽減(プラスチック削減、CO2削減)にも貢献している。開発背景や目的の明確さに加え、本納豆トレーの革新性、機能性、持続可能性が総合的に評価され、受賞に至った。
■担当者のコメント
Mizkan 家庭用事業本部開発技術部開発技術4課 主任 篠原 正典 氏
ワールドスター賞を受賞でき、大変うれしく思っております。弊社は「買う身になって まごころをこめて よい品を」「脚下照顧に基づく現状否認の実行」という企業理念があり、現状に満足せず、納豆トレーをより良くしていくために、約130人の関係者と「ともに」、この納豆トレーを約3年半かけて開発、導入をいたしました。これまで納豆トレーのリブ(凸凹)は、強度を上げるため、混ぜやすくするため、空気の通りを良くして発酵を良くするために必要だとされてきましたが、その常識を覆す発見ができました。その結果、納豆トレーをより良くできたと思っております。
コバヤシ 製造本部技術2部 グループリーダー 及川 政人 氏
このたび、ミツカン様と共同で応募した納豆トレーがワールドスター賞を受賞できたことを、大変光栄に思います。
本納豆トレーは、環境への配慮を目的とした軽量化と、使いやすさ向上のための強度向上という、一見相反する要求の両立を実現したものです。
今回の受賞は、ミツカン様をはじめ、弊社メンバー、さらには金型メーカー様や材料メーカー様など、多くの関係者のご協力によって成し得た成果です。
今回の受賞が、日本発の食品容器技術の価値を世界に示す一つの契機となれば幸いです。
※1 ワールドスターについて 世界包装機構(WPO:World Packaging Organisation)が1970年より主催する、容器包装業界における最も権威ある国際コンテストです。ワールドスターへの応募資格は、34カ国以上で、開催された公認コンテストにおいて、今年または昨年に受賞した包装パッケージデザインに限られる。日本からの応募は、公益社団法人日本包装技術協会主催の「日本パッケージングコンテスト」に入賞したものに限られている。
※2ワールドスター賞について ワールドスター賞は、24のカテゴリーに分かれており、そのうちの1つが「Food(食品)」。国際審査委員会は、内容物の保護・保存性、人間工学、持続可能性、取り扱い・充填・閉栓・開封・再閉栓のしやすさ、販売訴求力(パッケージ上のブランディング/市場性)、仕上げの品質、コスト削減・材料の効率的利用、そして創造性と革新性から応募作品を評価・審議する。2026年のコンペティションには36カ国が参加し、481件の応募のうち234件がワールドスター賞を受賞した
「ワールドスター」の詳細(英語)
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