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2024/1/30
【令和6年能登半島地震の被害に対する支援】日本原料、珠洲市宝立浄水場に可搬型浄水装置導入
水処理メーカーの日本原料は、能登半島地震で被災した珠洲市宝立浄水場の災害復旧支援を可搬型浄水装置で行う。地震と津波によって甚大な被害を被った石川県珠洲市。避難生活が続く中で風呂、洗濯など生活用水の需要が高まり、一日も早い水道の復旧が待ち望まれている。
珠洲市では、名古屋市上下水道局が応援部隊を派遣して復旧支援を進めており、2系統のうち1系統が使用不能になった宝立浄水場内に3基の可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク(MST-2300SH)」を設置して、水道基準に適合した日量3000立方メートル(m3)の水道水を供給する体制を整えた。
日本原料は、1月13日には技術者を現地に派遣、17日から機材の搬入を開始し、20日までに3基分の資機材の搬入を完了。豪雪のため、作業を中断せざるを得ない日もあったが、27日には1基目(1000t/day)、29日には2基目、30日に3基目と順次立ち上げを行い、水道基準である51項目の検査依頼をしている。
宝立浄水場での機器類設置状況
可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク(MST-2300SH)」
可搬型浄水装置「モバイルシフォンタンク」は、国際特許技術「シフォン洗浄」により従来の浄水装置で必ず必要であったろ過材(フィルター)の交換を不要にしたもので、フィルター交換をすることなく半永久的にろ過を続けられる浄水装置。
2005年の台風災害で被災した宮崎市上下水道局「富吉浄水場」の災害復旧支援を皮切りに、2023年までに国内外で起きた自然災害時の水道復旧支援に活用された数多くの実績を有す。また、政府開発援助(ODA)では、ウクライナ国の復興支援の緊急復旧ニーズに対応する資機材として4基が供与された。
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