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2026/4/23
【加飾】大日本印刷、高意匠加飾と鮮明な映像表示を両立させた車載向け「ディスプレイ対応加飾フィルム」の量産を開始。第1弾は中国市場向け

大日本印刷(DNP)は、自動車内装向けに木目柄などの高意匠加飾と、必要な時だけディスプレイに映像やアイコンなどを鮮明に表示できる光学性能を組み合わせた「ディスプレイ対応加飾フィルム」*1の量産を、2026年4月に開始する。
DNPは、第1弾として中国市場に提供を開始し、今後はヨーロッパ、日本、米国、韓国、インド等への展開も進める予定。
量産の背景
車内空間は、将来の自動運転の普及なども見据え、快適なリビングスペースとして期待されています。車内空間をリビングやシアタールームのように活用するなど、従来の移動だけにとどまらない体験価値への関心が高まるなか、より快適な空間デザインと、自動車に求められる機能性との融合が求められている。
DNPは、こうした生活者や自動車メーカーのニーズに基づき、2019年に住宅や自動車内装で培ってきた加飾フィルム技術と、ディスプレイ領域で培った光学技術を組み合わせた「ディスプレイ対応加飾フィルム」を開発しました。今回、第1弾として中国市場向けに製品の量産を開始する。
量産を開始する「ディスプレイ対応加飾フィルム」の特長
1.映像や文字などの鮮明な表示を実現
今回量産する「ディスプレイ対応加飾フィルム」は、DNPが長年培ってきた微細加工技術を応用し、特殊な光透過層を形成している。これにより、ディスプレイからの光をそのまま透過させ、映像を加飾柄の影響を受けることなく鮮明に映し出せる。
また、車内照明や外光などのさまざまな環境下でも鮮明な映像表示が可能となるように、加飾デザイン層と光学機能層を最適化することで、ディスプレイ表示像の視認性を高めた。


2. モビリティ用内装加飾フィルムと組み合わせて車内デザインを統一
DNPは、自動車内装用の加飾フィルムを数多く提供しています。これらの加飾フィルムを組み合わせることで、ディスプレイ周辺だけでなく、車内空間全体のデザインに統一感を持たせることができ、心地よく魅力的な車内空間づくりに貢献する。
3. 自動車メーカーの要求品質に対応した耐傷性・耐汚染性
DNPが長年、住宅建材の製造で培ってきた電子線(Electron Beam:EB)によるEBコーティング技術*2により形成したトップコート層でパネル表面を保護することで、自動車メーカーの要求品質を満たす耐傷性・耐汚染性を実現した。
今後の展開
DNPは、この「ディスプレイ対応加飾フィルム」を自動車内装用途に加え、今後拡大が期待される光透過性の外装パーツや、非車載領域へ展開することで、2030年度までに累計50億円の売上を目指す。
*1 ディスプレイ対応加飾フィルムの詳細 → https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172652_4986.html
*2 EB(Electron Beam:電子線)コーティング → 塗工した樹脂を電子線の照射で硬化させる技術。ウレタンやUV樹脂をコーティングした製品に比べ、傷・汚れ・日光等に強く、高い耐久性と実用性、品質安定性を確保できる。製造工程での省エネルギー化やCO₂排出量削減、無溶剤塗工も可能な環境対応技術。
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