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2026/5/11
【半導体材料】味の素ファインテクノ、第3拠点用の新工場用地を取得

味の素は、連結子会社である味の素ファインテクノ(AFT社)を通じて、岐阜県可児市の可児御嵩インターチェンジ工業団地内に新工場用地を取得する。この用地で半導体パッケージ向け層間絶縁材料である味の素ビルドアップフィルム(ABF)の生産工場の建設を計画しており、2028年に着工、2032年に稼働開始する予定。
この新工場は、AFT社の本社工場(神奈川県川崎市)、群馬工場(群馬県昭和村)に続く第3拠点となり、生産能力拡大とともにBCP視点で安定供給体制を強化する。
ABFは1999年発売以来25年以上にわたり、半導体パッケージ向け層間絶縁材料のデファクトスタンダードとしてパソコンやゲーム機などの半導体(CPU, GPU)の高性能化に貢献してきた。今後もクラウドサービスや人工知能(AI)向けデータセンター、ネットワークなどの需要を背景に高成長が続くと見込まれている。新工場は、2030年以降の半導体市場成長を見据え、ABF生産能力拡大による供給体制強化とBCPを目的とし、雇用機会の創出等、地域社会支援に貢献する。
新工場の特徴は以下の通り。
- 事業成長を支える工場
(1) 2030年以降のABF™需要に応える供給能力と将来的な生産能力拡張への対応
(2) 安定供給に向けた、BCP視点からの諸条件を満たす本社工場、群馬工場から一定距離離れた立地 - 自動化とデジタルトランスフォーメーション(DX)による効率的なプロセス
(1) 自動化技術・ICT技術の導入によるDXの推進
(2) 適切な在庫管理を通じたSCM(サプライチェーン管理)の強化 - 味の素グループのパーパス「アミノサイエンス®で人・社会・地球のWell-beingに貢献する」に基づく工場
(1) 従業員が誇りを持ち、安全で快適に働ける環境の提供
(2) 製品の安心・安全で安定的な供給によるASV(Ajinomoto Group Creating Shared Value)の促進と、事業を通じた社会貢献
(3) 再生可能エネルギーの活用などを通じたGHG削減、環境負荷低減に向けた取り組み
味の素グループは「中期ASV経営2030ロードマップ」の一環として、成長領域であるICT領域の事業強化および成長を目指しているす。この工場用地取得によって、イノベーションプロバイダーを目指すAFT社において、高品質かつ信頼性の高い製品を半導体分野に対して持続可能な形で届けるためのバリューチェーン強化を目指している。

【新工場用地の概要】
1.所在地:岐阜県可児市 可児御嵩インターチェンジ工業団地
2.取得額:約12億円
3.スケジュール:2026年5月 立地協定締結 2026年6月 契約締結
4.工場建設:2028年着工、2032年稼働開始
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