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2024/4/15
【産学連携プログラム】グラフィック・パッケージング・インターナショナルと昭和女子大学、「AquaKote」の特性を活かした「kamimono」で生活雑貨提案
グラフィック・パッケージング・インターナショナル(GPIJ)は、昭和女子大学と産学連携プログラムを実施した。同プログラムは、GPIJの主力製品である「AquaKote(アクアコート)」の板紙を使用し、「アクアコートの特性を活かし、小さなものから大きなものまで、幅広い生活雑貨を提案していく」をテーマに、学生たちがアイデアを考え、新たな可能性について研究をするもの。
研究プログラムについて
本研究プログラムには、昭和女子大学 環境デザイン学部 環境デザイン学科 ナカダシロウ 准教授の指導のもと、学生8名が参加した。
プロジェクトテーマである「kamimono」※に基づき、まずアクアコート原紙の特徴(耐水性・強度等)を把握するために色々な側面から実験や考察を行った。その後、原紙の特性を活かした作品を制作し、対話を通じてブラッシュアップを繰り返し、最終的に作品発表を実施した。
※プロジェクトテーマ「kamimono」のネーミングについて
Graphic Packaging Internationalは、アメリカを拠点とする企業であり、日本語と英語を織り交ぜた名前「kamimono」を採用した。この名前は、日本語で「物」を意味する「mono」と、英語の「mo nophony」から派生している。音楽用語の「monophony」は「単旋律」を指す。1人で歌うことも「monophony」だが、さまざまな楽器や声で1つの旋律を奏でることも含まれる。単純でありながら純粋で迫力のある音楽表現。
同社は、「monophony」のように、素材である「アクアコート」を純粋に活かした製品を作りたいと考えている。さまざまな国や立場の人々が「アクアコート」を通じてつながることを願っている。
*プロジェクトテーマロゴは、学生がプロジェクト名の「kamimono」のKをテーマに、紙の展開図をイメージしてデザインした。
研究成果
プログラム初期段階では、学生一人一人が多種多様なアイディアを出し合い、多くのアイディアが生まれた。そこから学生たちがアイデアを絞り込み、グループワークを通じて作品の完成度を上げていった。
最終報告は、2024年3月下旬にGPIJオフィスにて実施され、最終成果物として、下記の2種類の作品の提案があった。
「ぷらんと」:強度が高く水に強いというアクアコートの特性を生かし、小さなプランターを入れて持ち運びができ、持ち帰った後にも容器として使える作品
「pita pata」:アクアコートの持つ質感と風合いを生かした作品。また、表紙と裏表紙は、複数に重ねた紙で凹凸を表現し、その凹凸の組み合わせを楽しむというユニークな作品
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