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2026/4/29
【油化ケミカルリサイクル】ケミカルリサイクル・ジャパン、使用済みプラスチックの再資源化商業運転開始
出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(CRJ)は、出光興産千葉事業所に隣接する市原事業所(所在地:千葉県市原市)で、油化ケミカルリサイクル※1設備(使用済みプラスチック処理能力:2万トン/年)の商業運転を2026年4月27日に開始した。また同日、同事業所にて竣工式を執り行った。

同設備は、家庭や企業などから排出される使用済みプラスチックを原料に、独自の油化ケミカルリサイクル技術を用いて、軽質原油に相当するCR油※2を生産するもの。出光興産では、触媒を用いた接触分解システム※3を採用している。
生産されたCR油は、出光興産グループの製油所・事業所の石油精製装置および石油化学装置を経て、マスバランス方式※4を適用した「ケミカルリサイクル化学品」などに再資源化される。これにより、従来は焼却や埋め立てられることの多かった使用済みプラスチックを、資源として循環利用することが可能となる。
なお、CRJの市原事業所は、2026年3月に「ISCC PLUS認証(International Sustainability and Carbon Certification PLUS)」および千葉県より「産業廃棄物処分業許可」を取得している。

※1 油化ケミカルリサイクル:使用済みプラスチックを油化して生産したCR油を原料に「ケミカルリサイクル化学品」などを製造する再資源化の手法。
※2 CR油:ケミカルリサイクル油。使用済みプラスチックを油化して生産した軽質原油相当の油。
※3 触媒を用いた接触分解システム:触媒を用いてプラスチックを分解する化学反応プロセスのこと。
※4 マスバランス方式:原材料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原料(例:使用済みプラスチック由来の原料)がそうでない原料(例:石油由来の原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。
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