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2026/4/27

【質量分析計】島津製作所、ドイツのスタートアップPlasmion GmbHを買収。イオン源「SICRIT」獲得

 島津製作所は、2026年4月23日にドイツのスタートアップ Plasmion GmbH(本社:バイエルン州アウグスブルク、以下Plasmion)の発行済み株式の75%を取得して、同社を子会社化した。これは、Plasmionの質量分析計(MS)用イオン源「SICRIT」※および関連技術を獲得し、自社MS事業の強化を目的とするものである。

Plasmionの質量分析用イオン源の接続モジュール(左)
イオン源を取り付けた超高速液体クロマトグラフ質量分析計(右)

 「SICRIT」は液体クロマトグラフ質量分析計(LC-MS)などで普及してきたAPCI法(大気圧化学イオン化法)の限界を破る、画期的な技術。最大の特長は、複雑な前処理なしで対象物を直接、高感度でイオン化することで、困難だったリアルタイムの高感度分析を可能にする点。すでにヘルスケア分野における呼気からの疾患マーカー探索、環境分野での微量有害物質のモニタリング、食品・飲料の香気成分の非破壊分析などで用いられている。
 島津製作所とPlasmionは、2019年より技術情報の交換や島津製作所製品の貸与、「SICRIT」の用途開発などで協業を続けてきた。同社創業者であるCEO(最高経営責任者)のDr. Thomas WolfとCTO(最高技術責任者)のDr. Jan-Christoph Wolfは、今後も同社株式の25%を保有して経営に従事する。島津製作所は「SICRIT」技術とMS関連技術を融合させた、次世代質量分析計を開発する。
※ SICRITはPlasmionの登録商標

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