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2024/1/19

【飲料水の保管・出荷】アイリスオーヤマ、「御殿場物流センター」建設決定。「SDGs未来都市御殿場を共に創る包括連携協定」も締結

静岡県御殿場市の勝又正美市長(右)とアイリスオーヤマの大山健太郎代表取締役会長

 アイリスオーヤマは、国内における食品・飲料の生産体制の増強を進めている。新たに建設する御殿場物流センターは、主に飲料水の保管・出荷を行う物流拠点の1つ。御殿場物流センターを稼働することで、国内における食品・飲料需要の増加に対応する強固な物流体制を構築できる。また、保管能力と物流体制の増強により持続的で効率的な物流網を目指す。さらに、災害発生時や新たな感染症が流行した際には、全国の拠点と連携して必要物資を迅速かつ円滑に提供できる。
 御殿場物流センターの建築に伴う御殿場市への進出に伴い、2024年1月19日付けで静岡県御殿場市と「SDGs未来都市御殿場を共に創る包括連携協定」を締結した。同協定の締結により、御殿場市と同社は両者の様々な資源を活用して協働することで、防災・減災、脱炭素、産業振興への取り組みや教育をはじめとする市民サービスの向上を通じて地域の活性化を推進する。また、御殿場市が推進する「木育」の実現に向け、御殿場産材の普及や製品化を検討し、森林資材の有効利用・活用を行う。さらに、大規模災害が発生した際の必要物資の供給や、新たな感染症が流行した際に必要となる物資の支援においても連携する。その他の分野においても定期的な協議を通じて連携していく。
 今後も物流体制を強化することで食品事業の成長と災害時における社会貢献のほか、各地域との連携を強めることで地域の課題解決に寄与する。

■静岡県御殿場市の勝又正美市長のコメント
 この度は、当市への進出をご決定いただきありがとうございます。当市を代表いたしまして、御社の進出を心から歓迎するとともに、感謝申し上げます。この度の御社による「御殿場物流センター」建設決定は、地元経済の活性化において大きな意義を持つと考えております。また、「SDGs未来都市御殿場を共に創る包括連携協定」の締結により、当市としましても、御社と手を取り合って相互に連携をしながら、防災対策や脱炭素化、産業振興など、この地域のさらなる発展を目指していきたいと考えております。
■アイリスオーヤマの大山健太郎代表取締役会長のコメント
 当社は東日本大震災を経験し、当時から防災用品やマスク、ブルーシートなど商品を提供しておりましたが、その中でも必要だったのが飲料水でした。2021年から富士小山工場にて飲料水の生産を始め、昨年には富士裾野工場を新設し生産していますが、供給量が足りないため富士小山工場では生産ラインを増設する予定です。これにより、倉庫不足が懸念されるため、自動倉庫を含めた、物流センターを新設します。首都圏や、東海地方に災害があった際には、防災拠点になると考えています。また、御殿場市と包括連携協定を締結させていただきました。双方の資源を活用し、様々な場面でお役立ちできるよう連携していきたいと考えています。
■御殿場物流センター概要
■飲料水事業 本格参入の背景
 今後想定される首都直下地震や南海トラフ地震といった大規模災害発生時に、被災各地で必要となる飲料水の迅速な供給を目的に、2021年より飲料水事業に参入し、天然水、強炭酸水の本格生産を開始した。

■飲料水 商品一例
■食品生産工場

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