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2025/3/27
【Printing】コダック、サーマル イメージング テクノロジー発表から30周年

<2025年3月25日、ニューヨーク州ロチェスター発>2025年、コダックがプリプレスおよび印刷プロセスに革命をもたらした技術革新から30周年を迎える。コダックは、1995年のdrupaにおいてサーマルプレートを初めて発表し、クレオ社(2005年にコダックが買収)が最初のサーマルプレートセッターを開発した。この画期的なサーマル技術の発表は、CTP市場をサーマルイメージングへと変革する出発点となった。
可視光CTP技術と比較すると、サーマルイメージングは安定性、画質、取り扱いやすさの点で大きな利点がある。KODAK SQUARESPOTテクノロジーは新たな基準を確立し、信頼性と運用効率の大幅な向上を実現した。最大10000dpiの解像度を備えた SQUARESPOTは、正確な網点再現、鮮明なディテール、滑らかなグラデーション、正確な見当精度により、印刷に求められる要求を満たす。エラーや再出力が大幅に削減され、印刷プロセスの管理を最適化することができる。また、ダウンタイムが最小限に抑えられ、ムダが減り、生産性が向上するため、厳しい生産環境では欠かせないものとなっている。さらに、サーマル技術はプロセスフリープレートの開発のベースとなっており、コダックは現在この分野で主導的な役割を果たしている。
R.R. Donnelley & Sons Company (RRD) 社は、1995 年にサーマルプレートセッターの1号機を導入し、この画期的な革新技術を世界で初めて採用した。
「RRDは常に新しいテクノロジーを採用し、イノベーションを将来のビジネス成功の大きな原動力と見なしてきました。当社のパートナーはこの中で重要な役割を果たしており、30年前にコダックのサーマルイメージングソリューションを世界で初めて採用した印刷会社であることを誇りに思います。長年にわたり当社は、コダックと協力しながらテクノロジーの開発と改良に貢献してきました」と、RRDのグローバル エンジニアリング&プロセス管理担当SVPであるアラン・ガードナー氏は述べている。「当社は、コダックと共に画期的なイノベーションの節目を祝い、今後もこのパートナーシップが順調に成長していくことを期待しています」。今日においても、RRDは コダックのサーマルCTPとプレートの使用を続けている。
コダックは30年間にわたり、サーマルプレートセッターとプレート製品の革新と改良を続けてきた。今日、コダックは世界最大のCTPメーカーの1つであり、最速の8up、VLFおよびXLFプレートセッターを含む包括的なポートフォリオを提供し、市場をリードする生産性と高度な自動化オプションを提供している。プレートでは、KODAK SONORAプロセスフリープレートは、世界中で6000以上の印刷会社に使用されている最も人気のあるプロセスフリープレート。
サーマルCTPの誕生から30年が経過した現在でも、最先端のコダックソリューションは印刷会社にとっての選択肢であり続けている。フランスのImprimerie Pollina社の社長であるローラン・ポリーナ氏は、同社の経験とコダックCTPソリューションへの最近の投資について、「20年以上にわたり、KODAK SQUARESPOTイメージングテクノロジーの優れた一貫性と正確な再現性、そしてコダックプレートセッターの驚異的な生産性に頼ってきました。マルチパレットローダー オートメーションを備えた新しい MAGNUS Q3600 Titan プレートセッターに投資することで、刷版工程を最新化し、合理化できました。コダックの最新鋭VLFプレートセッターを選択したのは、コダックのサービス&サポートチームやプレート技術スタッフのこれまでの素晴らしい対応も大きな要因でした」と述べている。「サーマルイメージングにおける 30 年間のイノベーションを迎えたことは、当社の絶え間ない卓越性の追求と、技術の限界を押し広げる揺るぎない取り組みの証です」と、コダックの取締役会長兼最高経営責任者のジム・コンティネンザは述べています。「この重要な節目を迎えるにあたり、当社は、お客様が収益を上げながらビジネス目標を達成できるようサポートする、高度に自動化された最先端のソリューションで業界をリードし続けたいと考えています」。
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