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2026/4/30

【SAF】日揮ホールディングス、レボインターナショナルおよびSAFFAIRE SKY ENERGY、愛知県名古屋市、中部国際空港と廃食用油の資源化促進に関する協定締結。2026年4月より家庭から出る廃食用油の一部を国産向けに利用開始

 日揮ホールディングスレボインターナショナルおよびSAFFAIRE SKY ENERGYは、愛知県名古屋市ならびに中部国際空港と持続可能な航空燃料SAF(Sustainable Aviation Fuel)等の原料となる使用済み食用油の資源化促進を図るため、このたび「持続可能な社会の構築に向けた廃食用油の資源化促進に係る連携及び協力に関する協定」を締結した。
 また、2026年4月29日には、回収した廃食用油がSAFなどに活用されていることを知っていただき、有用な資源としての提供に協力いただけるように周知を行うキャンペーンイベントをアピタ千代田橋店で開催した。イベントにおいて、名古屋市の鬼頭環境局長からは「名古屋市では、15年以上前にアピタ千代田橋店から始まった廃食用油の回収を、現在は市内71店舗で実施し、資源循環と温室効果ガス削減に取り組んでいます。今回、新たに廃食用油を航空燃料SAFとして活用し、中部国際空港で使用されるという循環が実現したことをきっかけとして、今後も市民の皆様に回収への協力を呼びかけています」とのコメントがあった。

キャンペーンイベントでの発表会の様子 (左からレボインターナショナルの立田真介炭素源循環推進部次長、名古屋市の鬼頭 秀一環境局長、中部国際空港の坂田 一亮サステナビリティ推進担当執行役員、日揮ホールディングス兼SAFFAIRE SKY ENERGYの西村勇毅最高執行責任者COO)

 さらに、名古屋市は、廃食用油で航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」にも参画することとし、家庭から回収した廃食用油をSAFへリサイクルする取り組みを進めていく。

協定締結に至った経緯
 Fry to Fly Projectに参加している中部国際空港が、廃食用油をSAFに循環させる取り組みの一環として、県内自治体である名古屋市と、日揮HD、レボインターナショナル、SAFFAIRE SKY ENERGYを引き合わせたことにより、このたび、名古屋市の家庭から排出される廃食用油の一部を回収してSAFに資源循環させるための協定を締結し、2026年4月から廃食用油の回収を開始した。
 製造された国産SAFは当面の間、中部国際空港をはじめとする国内主要空港発の国際線旅客機や貨物機の燃料として使用されることになる。
 日揮HD、レボインターナショナルおよびSAFFAIRE SKY ENERGYは、名古屋市および中部国際空港と連携し、将来各空港において国産SAFのニーズが拡大していくことを見据えて、市民に対する機運醸成を図り、廃食用油の資源循環をより一層推進することでカーボンニュートラル社会の実現を目指す。

協定の主な内容
(1)廃食用油の回収に関すること。
(2)名古屋市内で回収した廃食用油を用いたSAF等の製造に関すること。
(3)本再資源化を広く情報発信する機会の提供に関すること。
(4)その他、本協定の目的を実現するために必要なこと。

協定に基づく具体的な取り組み
 名古屋市は2009年度に1店舗で、家庭で出た廃食用油回収を開始し、2026年3月末時点では市内71カ所の回収協力店舗において廃食用油回収を実施している。2025年度には約6万リットルの廃食用油を回収し、回収した廃食用油は主にバイオディーゼル燃料として資源化していた。
 今回の協定に基づき、名古屋市が回収した廃食用油の一部をレボインターナショナルが収集し、国内初のSAF大規模生産を行うSAFFAIRE SKY ENERGYのプラント(コスモ石油堺製油所内)へ運び、国産SAFの原料としての資源化を開始する。
 この取り組みは、市民の皆様1人ひとりが身近な行動を通じて温室効果ガス削減に貢献できる機会となるものであり、事業者・行政が連携して、市民の皆様への周知を行い、温室効果ガスの削減と資源循環の推進に取り組んでいく。

連携協定に基づく取り組みスキームイメージ

国内初のSAF大規模生産事業の概要
 日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指している。2024年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月からSAFの供給も開始している。供給するSAFは、国際的な持続可能性認証であるISCC CORSIA認証を取得している。なお、この事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・ 産業技術総合開発機構)より採択を受けた助成事業である。

SAF製造装置
SAFの原料となる廃食用油受け入れ施設

Fry to Fly Projectについて
 「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト。プロジェクトは日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加している。

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