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2025/6/10
【高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池】FDK、「CR17500EX」を開発し本年度下期から量産開始

FDKは、高容量タイプの高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池「CR17500EX」の開発を完了するとともに量産体制を構築した。同製品は本年度下期から量産が開始される。
同社鳥取工場(鳥取県岩美郡岩美町)で開発・製造されているリチウム電池は、国内外で各種スマートメータ関連機器、IoT機器、セキュリティ機器、火災警報器、医療機器、車載機器など幅広い分野で使用されている。
主力の高出力円筒形二酸化マンガンリチウム一次電池を使用するユーザーから、電池の長寿命・高容量化のご要望が増加している。同社はこのご要望に応えるため、電池構造および使用部材を徹底的に見直すことにより、同形状の当社従来モデルであるCR17500EPと比較して、17%容量を向上させた「CR17500EX」を新たに開発した。この容量向上により、搭載機器で従来よりも長時間の使用や組電池仕様の使用本数削減が可能となる。また、同製品は欧州のRoHS指令や電池規則(2023/1542)などの各種法令に準拠するとともに、米国の安全規格であるUL規格(File No. MH13421)の認定を受けている。
<製品仕様>
IEC規格に準拠した名称:17E500
公称電圧:3V
公称容量:3500mAh(5mA放電時、終止電圧2.0V)
寸法:外径 17.4mm、総高 50.0mm
用途例:電子メータ(ガス、電力、水道)、通信機器、住宅用火災警報器、ガス漏れ警報器、
カーエレクトロニクスの主電源および補助電源


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