監 修:藤原 勝壽編集・著作:NPO法人 機能紙研究会発 行:㈱加工技術研究会発 行:2017年2月1日判 型:A4判 350頁定 価: 5,500円 (本体5,000円+税10%)、送料別www.ctiweb.co.jp/store/11アースリサイクルもナノ化装置を導入する予定で、今後はCNFの自社生産も可能になる。 CFRPなどの繊維複合材料や竹セルロースについては、大学や企業と連携して、取り出した繊維の物性評価を行い、販売を加速させていきたい考えだ。立花社長は、「実際に当社の技術を用いて、複合材料からの繊維の分離と応用を検証する分科会も立ち上がります。分科会には、大学の有識者や大手企業が参画する予定です」と明かした。に、廃棄物を自社内で処理、再生させる取り組みが進んできているのだと思います。また、石油業界で言えば、原料を原油だけでなく、もっと多様化させるような方向に来ているのではないでしょうか。廃プラスチックなどから熱分解油を生成する依頼を受けています」と話す。 立花社長がアースリサイクルを創業したのは1997年。以来、一貫して訴えるのは、「焼却・埋め立て処分の削減」だ。「当社の湿式法であれば家電も分離できますし、エンジンやバッテリーなどを除けば、車1台を丸ごと分離することも夢ではありません。こうした大胆な取り組みを一気に進めないと、今の環境問題やごみ処理問題は解決しません」と警鐘を鳴らす。 同社の技術には、海外企業も注目する。タイのコンパウンド会社は、アースリサイクルが回収したセルロースと樹脂との複合化に取り組んでいる。立花社長は、「この技術が生きるのは日本だけではありません。グローバルに資源循環型社会を実現できるテクノロジーとして、世界に打って出ていきたい。そうして、持続可能な都市や地域である『スマートシティ』を実現することが、当社の願いです」と語った。~次世代機能紙と その垂直連携に向けて~詳細、購入は下記WEBサイトにて!アースリサイクル㈱テスト依頼増加、海外企業も注目 昨今の環境意識の高まりから、同社へのテスト依頼は増加しており、2020年の売上高は前年比の約3倍となった。立花社長は、「特に、繊維業界や石油業界からのテスト依頼が多いですね。廃材を少しでも減らすため機能紙最前線
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