コンバーテック2021年10月号プレサービス
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111とシステムを作り上げること。そのためには生産技術、製造技術および個人技術・技巧(暗黙知)を分かり易く、図・活字化・文書化(形式知)にします。②品質はスタートおよび加工中に作り込むこと。そのためには作業手順、最適加工条件などの「決め事」を作り、守る。その上でさらに改善を続けて行きます。 この2つを忠実に行うことが非常に重要なのです。 表16にシングル共押出コーティング・ラミネーションの流れと、モノづくりの主なポイントを挙げました。 共押出成形の押出部の構造は、他のラミネート法に比べると難しい部類に属します。それだけに曖昧な作業手順、加工技術・条件では、目的とする品質は得られません。5.7 共押出コーティング・ラミネーションでの良品の作り込み(1)誰が作っても同じモノができる どの作業担当者でも良品を作ることができる。これは加工条件が共有化されていて、それらを決め事として各作業者が守り、実施しているからです。 機械、樹脂構成別のシリンダー、ダイ・クロスヘッド、Tダイ成形温度、ライン速度、加工幅、押出回転数、ダイ圧力、ダイクリアランスの開閉、ベン開閉位置、ピン位置、ダイ両端の5.6 共押出コーティング・ラミネーション(シングルラミネーション)の流れとモノづくりのポイント 共押出コーティング・ラミネーションのモノづくりは、単層押出コーティング・ラミネーションの応用になります。どの時点でモノづくりを発揮したら良いかというと、生産・製造活動の中で作り込めば良いのです。 それには、次の2点がポイントとなります。①誰が作っても同じモノができる流れ表16 共押出コーティング・ラミネーション(シングルラミ)の流れとモノづくりの主な ポイント繰出部①基材準備②繰出方向(上下)③繰出位置④繰出条件①AC剤の要否②ACの選別②塗布量③炉内温度主なポイント①加工面決め②基材の装着③テープ継ぎ法④基材位置決め⑤繰出条件の設定①タイプの決定(ノーAC、水性、溶剤)②AC種類決め(イミン、イソシアネート)③液濃度・作成④炉内温度設定作業①AC剤種類、濃度、①基材タイプ・名②テープ継ぎ準備状態③加工面(印刷・処理)④OPP,PET,ONY確認事項の張力⑤通紙進路の正否⑥原紙巻き品質の前工程へのフィードバックAC部E1①樹脂材料E1②樹脂特性③作業性④加工性⑤樹脂厚調整性⑥ネックインの大小⑦樹脂落下位置①加工条件の設定 E1②始動前洗浄③樹脂特性での偏肉事前調整(ダイ、シリンダー)④樹脂幅設定⑤フッ素樹脂系テープ回転装置位置決め④樹脂幅設定⑤フッ素樹脂系テープ回転装置位置決め①加工設定条件E1②溶融樹脂フィルム配合②混合比外観③Tダイ下樹脂温度④偏肉許容⑤Tダイ両端樹脂流れ位置E1⑥ディッケル事前調整⑦フッ素樹脂系テープ位置決め 押出部E2①樹脂材料E2②樹脂特性③作業性④加工性⑤樹脂厚調整性⑥ネックインの大小⑦樹脂落下位置①加工条件の設定 E2②始動前洗浄③樹脂特性での偏肉事前調整(ダイ、シリンダー)④樹脂幅設定⑤フッ素樹脂系テープ回転装置位置決め④樹脂幅設定⑤フッ素樹脂系テープ回転装置位置決め①加工設定条件E2②溶融樹脂フィルム外観③Tダイ下樹脂温度④偏肉許容⑤Tダイ両端樹脂流れ位置E2⑥ディッケル事前調整⑦フッ素樹脂系テープ位置決めサンド繰出部トリミング部①基材準備②繰出方向(上下)③繰出位置④繰出条件①刃の形状②刃の位置③刃の押圧④刃の硬度・寿命①加工面決め②基材の装着③テープ継ぎ法④基材位置決め⑤繰出条件の設定①刃の交換②刃の位置仮決定③刃圧の仮決定④耳片の吸入口の位置仮設定①刃の固定②刃の位置・圧③トリミングブロア①基材タイプ・名②テープ継ぎ準備状態③加工面(処理)④PE,CPP,AL箔の稼働④耳片の安定形状のの張力良否⑤通紙進路の正否⑥繰出条件の確認⑦原紙巻き品質の前工程へのフィードバック巻取部①紙管肉厚②粘着テープ貼り③巻取条件④梱包要否⑤製品・サンプルラベル採取①紙管位置と継ぎテープ貼り②巻取条件の設定③始動時のサンプル採取④ロールごとの検査用サンプル採取⑤製品・検査用サンプルラベル貼り付け①製品巻取位置の調整②製品巻き状態③製品外観の良否④カール状態の良否⑤ピッチ測定⑥ラベル・梱包状態⑦製品のサンプリング

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