表4 製品仕様(出所:THK資料)外観寸法本体質量搭載可能最大サイズW:270mm D:180mm H:550mm 走行方向誘導方式最高速度段差乗越乗越溝幅連続稼働時間バッテリー容量3.2 SEED Solutions Platform Robots 「自律移動型サイネージロボット」直径720mm 高さ1900mm110kg搭載重量:3kg全方向および回転自律走行(SLAM)1km/h5mm5mm5時間(使用条件による)696Wh見せる・魅せるプロペラ3D(ホログラム)空間に映像が浮かび上がる、ホログラム投影システム展示する実物を展示しつつ背後の映像演出との組み合わせにより高い訴求効果が得られる動く自らの動きにより誘目性を高め、様々な場所でのプロモーション活動を通して多くの人々の目に触れる機会が得られる。事前のプログラミングにより自律走行が可能図2 デモの様子(展示ブースで許可を得て筆者撮影)商品情報を見せることができる。(3)新形態の接客スタイルに対応 新型コロナウイルスの感染拡大によってニューノーマル(新常態)の働き方が求められ、なかでも実店舗を持つ小売業界においては、人を介さない非接触の接客がより一層求められている。ディスプレイロボットは人に代わって集客や接客が可能であり、インバウンド需要の取り込みや世界的に注目を集めるビックイベントに向けて、商業施設、ホテル、空港等の場で新形態の接客スタイルを創り出す施策として大きな期待が寄せられている。(4)IoT技術で販促支援を強化 IoT技術を駆使した販促支援機能を強化するという利点も備えている。例えばロボット本体に短距離無線通信機器を追加搭載し、スマートフォンと連動させて実店舗等からプッシュ通知を行うことで、より広範囲の情報発信が可能となり、さらにスマートフォンからECサイトや店舗への誘導もスムーズかつ効果的に行うことができる。 「自律移動型サイネージロボット」は、自律型の走行台車と、情報デバイスとして最近露出が高まっているデジタルサイ写真5 自律移動型サイネージロボットのデモの様子(展示ブースで許可を得て筆者撮影)ネージ(電子看板)を組み合わせた自律搬送ロボットである。走行台車は狭所でも全方向移動、360°旋回が可能で、サイネージはマルチメディアコンテンツの視聴や検温モニターなど、多彩な用途に活用できる。また、遠隔オペレータによる双方向コミュニケーションと遠隔操作にも対応しており、例えば病院内での利用用途としては、目的の診療科が分かっていてもそこまでのルートが分からず立ち往生している来院者に対し、遠隔オペレータと自律移動を駆使して目的の場所まで案内することなどが可能。サイネージ部分は遠隔オペレータが利用者の背丈に合せて上下に高さ調整ができ、利用者とより対面に近いコミュニケーションを図ることができる。自律移動型サイネージロボットの概要は以下の通り、デモの様子を写真5に示す。・外観寸法:W650×D680×H1350〜1850 mm・最高速度:1.8 km/h・走行方向:前後/左右/斜め/旋回・誘導方式:自律走行(SLAM) THKでは、機械要素部品のトップメーカーとして培ってきた技術と実績をもとに、市場の急速な変化に即してビジネススタイルの変革を図り、今後の成長戦略の一角をなすサービスロボットのコア技術を最大限に活かすことで、人手不足や感染症拡大といった社会的課題の解決支援を行う予定。 また、写真6にイベント・展示会の集客の手伝いをする次世代アナウンスロボット「しおりん」のデモの様子を示す。このロボットの特徴は以下の通り。・簡易操作:マニュアルなしで操作できる写真6 次世代アナウンスロボット「しおりん」のデモの様子(展示ブースで許可を得て筆者撮影)コンバーテック 2021. 12123第4回 4K・8K映像技術展報告(2)ExhibitionReport
元のページ ../index.html#100