htgnerts evisehdA)mm/N(OOOOOOOOnm0Non-modified図1 SCCBCによるPEの改質メカニズム図2 SCCBCの重合スキーム図3 SCCBC溶液による改質ならびに洗浄工程Stearyl Acrylate (STA)SCCBC/溶媒希薄溶液SCCBCPE表面PE結晶格子BlocBuilderPETフィルム浸漬・改質2.5浸漬時間 : 10 min濃度 : 0.1wt%2.01.51.00.50.0630.0400.15PET25改質PE表面吸着2-(Tert-Butylamino)Ethyl Methacrylate(TBAEMA)NH改質PETフィルム(洗浄前)洗浄(酢酸ブチルなど)0.78(38%)0.33(5%)0.19(9%)10080Temperature(℃)120140NHNHSCCBC (STA−TBAEMA)改質PETフィルム1.33(88%)0.059OnlyDEP1603.SCCBCによるPETの表面改質機能についてコンバーテック 2021. 12872.2 SCCBCの重合方法 側鎖結晶性部位の重合にはStearyl Acrylate(STA)などのモノマーを用いることができる。また機能性部位の重合には、例えば接着性を付与する場合には2-(Tert-Butylamino)Ethyl Methacrylate(TBAEMA)などを用いることができる。SCCBCの重合ではリビングラジカル重合法などが適用でき、今回は開始 剤と移動制御剤の両機能を持つ「BlocBuilder」(Arkema社製)を用い、NMP法(nitroxide-mediated living radical polymerization)により行った。図2には今回PETの改質に用いたSCCBCの重合スキームを示す。2.3 SCCBCによる表面改質手法 SCCBCによる表面改質手法は極めて簡単で、図3のように0.5〜3.0wt%のSCCBCのごく希薄な溶液を基材の種類に応じた溶媒を用いて作成し、その溶液に基材を浸漬するだけである。また必要に応じて浸漬溶液の温度を調整する。今回実施したPETの表面改質においては、溶媒をジエチルフタレート(Diethyl phthalate:DEP)、Nメチルピロリドン(N-methyl-2-pyrrolidone:NMP)、ならびにジメチルスルホキシド(Dimethyl sulfoxide:DMSO)を用いた。またこれらの溶媒は粘度が高いために表面に残留するため、今回は浸漬後に酢酸ブチル溶液などで洗浄し、自然乾燥を行い、試料を完成させた。2.4 SCCBCによるPETの改質特性評価ることを見出した。また長鎖アルカン 鎖の部分をフルオロアルカンにするこ とで、ポリテトラフルオロエチレン(Polytetrafluoroethylene:PTFE)も改質できることを見出している。 SCCBCのPET表面の改質機能は、2.3で述べた手法に従って改質したPETフィルムを「アロンアルフア」で接着し、これをT型剥離試験に供することで評価した。この際、接着強度が強い場合には途中でフィルムが破損したため、完全剥離あるいはフィルム破損までの剥離試験過程での最大応力を改質特性の評価の指標として用いた。図4 SCCBC/DEP溶液改質の温度依存性結果(%は、試験片の破断確率) 図4には溶媒にDEPを用いた場合の剥離強度のSCCBC添加効果ならびに温度依存性を示す。図の一番左は非改質PETCONTRIBUTION
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