コンバーテック2021年12月号プレサービス
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センシングデバイス材料・エネルギー材料インフォマティクス差別化センサデバイスと画像・AIの融合により人を超える認知能力の獲得デバイス技術光学・メカトロ技術融合新価値創出デジタル・AI技術AI画像処理音声・音響無線ネットワークサイバーセキュリティ3.4 超WDR技術 有機CMOSセンサの次世代技術としては、1画素内に高感度セルと高飽和セルという2つの感度検出セルを設ける超WDR(Wide Dynamic Range:ワイドダイナミックレンジ)技術がある。これによってダイナミックレンジは、有機CMOSセンサの100倍、一般的なCMOSセンサの400倍が可能になるという。 図7に示すように、超WDR技術により、暗所から明るい外側が見える逆光環境下でも確実に撮影できる。なお、イメージセンサのDRとは、飽和時と暗時における光信号と雑音信号の比、または飽和時の光量と暗時雑音相当の光量の比として定義している。図7  有機センサ(超WDR) (展示ブースで許可を得て筆者撮影)ラシステムへの電圧制御のみで、電気的にNDフィルタ機能を実現可能。従来のシリコンセンサでは実現できなかった、撮影機材の簡易化および、感度の連続・無段階制御が可能になるので、シーンに応じた撮影の自由度が広がる。図8 人を超えた認知へ(出所:展示ブースの掲示パネル)して自律制御への貢献を目指すとの展望を掲げていた(図8)。119詳細、購入はWEBサイトにて! ▲ www.ctiweb.co.jp/store/第4回 4K・8K映像技術展報告(1)コーティングの基礎と工学発行:2010年1月6日体裁:B5判 本文400頁著者:原﨑 勇次定価: 5,500円 プラスチックフィルムの基礎と応用発刊:2010年1月26日体裁:B5判 202頁著者:石原 英昭定価: 5,500円 コンバーテック 2021. 12(本体5,000円+税10%)、送料別(本体価格5,000円+税10%)、送料別スリッター・リワインダーの技術読本 【増補版】向井 英夫 著体裁:B5判 204頁発刊:2020年1月24日 第3刷定価: 5,500円 (本体5,000円+税10%)、送料別ExhibitionReport4.今後の展開 実用化時期は未定で「今回の展示会での反響を踏まえて、実用化に向けた開発をさらに加速させたい」(パナソニック説明員)としている。 今後の同社の方向性として、デバイス技術とデジタル・AI技術の融合により、人を超える認識能力を実現、認識から予知、そ5.競合技術 ソニーは2021年3月9日、産業機器向けのCMOSイメージセンサ「IMX661」の商品化を発表した。カラー品と白黒品を用意している。独自のグローバルシャッタ画素技術「Pregius」により、産業機器向けカメラに求められる動体歪みのない撮像を可能にする有効1億2,768万画素のイメージセンサ。GS機能搭載のCMOSイメージセンサで業界最多の画素数としている。 センササイズは3.6型(対角56.73mm、46.2×32.9mm)で、一般的なCマウントレンズに対応する1.1型センサの約10倍の面積。独自のデバイス構造とインターフェース技術により、同社従来比で約4倍という高速な画像読み出しも実現。これらの多画素化と高速化により、産業用途における生産性の向上に貢献するという。6.筆者所見 今回展示されたセンサはSuper35、3500万画素で、同じ画素ピッチでm4/3センサを開発しても実用的な解像度なので、将来の「LUMIXシリーズ」への採用にも期待したい。なお、本稿の写真撮影はソニーのCMOS搭載カメラで撮影したので、本来の有機イメージセンサの特徴が発揮されているか心配(?)ではある。

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