0030030060570091表3 フレキシブル仕様(シーマ資料を基に筆者作成)製品名画素ピッチ(mm)画素構成モジュール寸法(mm)モジュール解像度(pixcell)90×48160000画素密度(dots/m2)SMD2121LED素子タイプ1000最大輝度(cd/m2)動作温度屋内ラバー素材最大消費電力(W/m2)680メーカー推奨視認距離(m)>3グレースケール(bit)12リフレッシュレート(Hz)1920〜3840フレームレート(Hz)平均寿命(時間)側面図P2.52.51R1G1B240×120>60100000φ600搭載可能サイズW270D180H550φ720正面図P44256×128/240×12064×3262500シリコン610プロペラ3Dホログラム2.5 フレキシブル モジュールの素材にシリコンやラバーを採用することで、曲面・円柱・什器・家具など、場所を選ばず特殊な面に設置が可能。背面に磁石が埋め込んであるため設置も簡便で、モジュールに柔らかい素材を使用しており、曲面や円柱などへの設置にも対応。1タイル当たり面積が小さいため、設置位置を選ぶ自由度も高い。仕様を表3に、デモの様子を写真4に示す。をはじめ、ホテルや空港など、多くの人が行き交う場所でも注目を集めている。外観図を図1に、製品仕様を表4に、デモの様子を図2に示す。(1)SEED-Moverの技術を応用 ディスプレイロボットの自律移動装置は、THKのサービスロボット向けプラットフォーム「SEED-Mover」を採用している。基本動作は、前進・後退・横移動・斜め移動・旋回の5パターン。目的地へのルート設定は簡単で、走行上の障害物を避けつつ、リアルタイムで軌道修正を行いながら移動する。(2)ディスプレイの多様性 3Dホログラム映像を通して商品をPRするだけでなく、商品自体をディスプレイロボット内に入れて展示することも可能。また、接客スタッフの不在時にも、ディスプレイを通して来店客に図1 次世代型ディスプレイ型ショーケース 写真3 フロア型デモ(展示ブースで許可を得て筆者撮影)写真4 フレキシブルディスプレイのデモの様子(展示ブースで筆者撮影)「ディスプレイロボット」外観図(出所:THK資料)122コンバーテック 2021. 12ExhibitionReport3.THK㈱3.1 ディスプレイロボット 自律移動が可能な次世代型ディスプレイショーケース「ディスプレイロボット」を吉忠マネキン㈱と共同で開発し、2020年10月より受注を開始している。ディスプレイロボットは“見る、動く、展示する”の3機能を搭載しており、主に商業空間での利用が見込まれている。 従来、人が近づかなければ訴求効果が得られなかった据え付け固定型ディスプレイの難点を、独自に培ったロボット技術「SEED Solutions」を駆使することで解消した。その場を動かず陳列・展示だけを目的とした店舗什器というディスプレイの概念を覆し、自律移動が可能なロボットへと転換させた。これにより、ロボットに内蔵されたディスプレイが広範囲にわたって人の目を惹きつけ、訴求効果を格段に高めることが期待されている。ロボットの外観デザインは、ショーウィンドウの装飾デザイン等で業界屈指の実績を誇る吉忠マネキンが手がけた。商業施設
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