コンバーティングテクノロジーセミナー2026(HYBRID)

ドライプロセス電極と最新技術動向

<開催日時>

2026年7月17日(金)
講演時間 10:00〜16:30
 

【会場】
NLC新大阪 8号館9階
(大阪市・新大阪/西中島南方)

【オンライン:Zoom

Zoomでリアルタイム受講できるほか、
オンデマンド・アーカイブ受講も可能です

 

 ドライプロセス電極(ドライ電極)は、リチウムイオン電池(LiB)の製造において有機溶剤や水を使わず、粉体材料をそのままプレスして電極を成形する技術。乾燥や溶剤回収工程が不要となることから、製造コストの大幅削減、環境負荷の低減はもちろん、厚みをもたせることでエネルギー密度の向上が期待されている。一部実用化されているものの、現在でも開発要素が大きいテーマとされている。
次世代電池の製造プロセスと期待が大きいドライプロセスの最新状況を学ぶ機会となる。
 

<< 注目を集めるドライプロセス電極 >>
 
 

<第1部>10:00〜11:30


リチウムイオン電池の高性能化に向けた材料開発と製造技術の開発動向


ATTACCATO合同会社 山下 直人 様

 リチウムイオン電池は商品化から35年が経過し、さらなる高性能化・低コスト化に向けた技術開発が進展している。本講演では、高ニッケル正極やシリコン系負極の製造・性能課題に対する各種アプローチを紹介するとともに、新たな電極製造プロセス(ドライプロセスなど)の開発に至るまでの最新動向を概説する。

1.リチウムイオン電池の現状と次世代電池への要求

2.高容量負極の開発動向と課題

3.高容量正極の開発動向と課題

4.電極製造プロセスの開発(ウェットプロセス、ドライプロセス)

5.次世代電池および関連技術の開発動向

 

<第2部>11:35〜12:15

 

ドライプロセスに向けた撹拌混合造粒装置VGによる
PTFEフィブリル化と電池評価について

 

潟pウレック 研究開発本部 久澄 公二 様

 ドライプロセスに向けたPTFEバインダーのフィブリル化技術について、撹拌混合造粒装置VGを用いた検討を実施した。LFPとAB、PTFEを種々撹拌条件にて混合し、PTFEをフィブリル化することで合剤にシート成形性を持たせることができた。

 これをハーフセルにて評価し、従来の液LiBよりも充放電特性の高い電池を作製できたので報告する。この他、当社粉粒体加工装置を用いた粒子コーティングや精密混合、微細造粒についても概説する。

当社の粉体加工技術についてドライプロセス電極を中心に幅広く紹介する。

 

<第3部>13:15〜13:55

東レエンジニアリング(TRENG):LIBドライプロセスの取組み

東レエンジニアリング梶@開発部門 開発部 獅野 和幸 様

 東レエンジニアリング(TRENG)では、温室効果ガスの排出量が少なく、 装置初期費用が小さいドライプロセスに着目し、バインダーにPVDFを用いる独自のLIBドライ電極製造技術の開発を行っている。本講演ではバインダーを活物質にコーティングする技術や粉体成形技術の開発進捗状況を報告する。

1.東レエンジニアリング(TRENG)会社紹介

2.LIBドライプロセスのメリット試算

3.TRENG独自ドライ電極成型プロセスの開発状況

4.今後の展望

 

<第4部>14:05〜14:45

ドライプロセスにおけるバインダーと材料粉体の評価

スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング梶@鈴木 孝典 様

 欧州バッテリー規制において二酸化炭素排出を低減させるための仕組みの1つである、「CO2排出パフォーマンスクラス」の導入が2026年よりスタートしている。リチウムイオン電池の製造プロセスにおいて、二酸化炭素排出量削減の切り札と言っても良いのがドライプロセスである。プロセス内で最も大きな二酸化炭素排出量となっている乾燥工程が必要ないという「ドライプロセス」についての概要と、この技術のキーとなるバインダー材料、原料粉体の評価について解説する。

1. 現行電極製造方法(ウエットプロセス)

 1.1 ウエットプロセスの概要

 1.2 ウエットプロセスの長所・短所

2. ドライプロセス  2.1 ドライプロセスの種類

 2.2 Polymer fibrillation

 2.3 Dry spraying deposition

 2.4 ドライプロセスの長所、短所

3. ドライプロセス用の原料パウダー

 3.1 ドライプロセスのバインダー材料

 3.2 ドライプロセス用の原料パウダーと評価方法

4. ニュースにみるドライプロセス

 

<第5部>14:55〜15:35

ドライプロセスLIB製造における最新動向

アンダンテック 代表 浜本 伸夫 様

 従来のリチウムイオン電池の電極製造は、スラリー塗工によるウエットプロセスが主流であったが、数年前から水や有機溶媒を用いず粉体混合した活物質を圧延するドライ製造方式が脚光を浴びており、実際にテスラ社のモデルYにはドライ製造による円筒型4680が搭載されている。この講演では外資系企業を数社渡り歩いた講師が、独自ネットワークで得た国内で流通してないドライ製造の最新情報を解説する。

1."Simple is Hard", Tesla Battery Day(2020.9.23)

2.PTFEによるフィブリル化と還元問題

3.圧延する前に粉体を如何に均一混合するかが勝負どころ

4.正極の難しさ 5.AM BatteriesのDBE(Dry Battery Electrode)2.0

 

 

<第6部>15:45〜16:20

ドライプロセスに関する負極材料の多角的評価

鞄津製作所 分析計測事業部 Solutions COE GXソリューションユニット 廣木 知之 様

 ドライプロセスでは粉体の分散・造粒とカレンダリング挙動が品質を左右する。ドライ電極サンプルの粒度分布と圧密測定パラメータにより製造プロセスを考察、さらに4680で使用されている負極材を当社保有の分析計測技術を用いて多角的に評価した結果を報告する。

1.ドライプロセス検証向け粉体計測技術

2.負極材料(EV搭載電池解体品)の状態評価

 

■受 講 料:ウェビナーの視聴はお申込みされたご本人様限定です

1名様: 44,000円(税込、テキスト代を含む)

お申込みページに進む

企画・運営:(株)加工技術研究会