コンバーティングテクノロジーセミナー2026(HYBRID)

ロールtoロールにおけるフィルムのスリット技術と
それに関わるハンドリング技術の基本と実践

 

<開催日時>

2026年8月28日(金)

【第一部】10:00~12:00

【第二部】13:00~16:00(休憩、質疑応答あり)

 

会場受講・オンラインライブ受講(HYBRID方式)

会場:NLC新大阪8号館9階 904号室

オンライン:Zoom

※Zoomでリアルタイム受講できるほか、オンデマンド・アーカイブ受講も可能です

 

講師

<第一部 スリット技術>
ホサナ技研 小川 正太郎 氏(元・富士フイルム)

<第二部 ウェブハンドリング>
博士(工学) 藤本 清二 氏(元・住友化学、大倉工業)
 

<講師の言葉>

 ロールtoロールのフィルム製造において、必要なサイズ幅にカットし、ロール状に巻き取っていくためのスリット技術と、それに関わる巻取技術について、その設備や構成、技術的なポイントなど、基本的な内容から、実際の操作における課題とトラブル対策について解説します。 続いて、フィルム製造に従事するエンジニアの皆さんにこれだけは知っておいていただきたい、ウェブハンドリング技術の基本中の基本について実例を交えながら解説します。

 若手メンバーの教育ならびに現場力の向上の助けとして、本セミナーを役立てていただけますと幸いです。

 

<プログラム>

第一部 スリット技術(小川講師)

 

1. 「切る」とは、「スリット」とは
 1-1 「切る」の定義〜意味…「切る」と「斬る」の違い等
 1-2 「切る」メカニズム…刃物による結合の破壊など
 1-3 「切断」と「せん断」の違い
 1-4 スリット~スリット加工とは…
   その目的、裁断の方法など
 1-5 種々の切断方法…ガス、機械、レーザ等による切断
 
2. スリッターの基本
 2-1 スリッターの分類…シェアカット、レザーカット、
   スコアカットの方法と構成
 2-2 スリッターのライン構成…スリッターと
   フィルム巻取りを含んだ構成例
 2-3 レザーカットの概要…レザー刃と回転刃など
 2-4 シェアカットの概要…円形回転刃(ゲーベル型)など
 2-5 スコアカットの概要
 2-6 ロールスリッターの概要
 2-7 スリッター刃の特徴…材質、コーティングなど
 
3. スリットにおける問題と対応など
 3-1 適正なスリットをするためのポイント…
   セッティング~メンテナンスにおける注意等
 3-2 シェアカットにおける現象と対策…
   切れ味を維持するためのポイントなど
 3-3 発生するトラブル例と対策…
   切れ味不良に対する要因と対策など
 3-4 スリット加工の将来課題と最新技術
 
4. 周辺技術ならびに種々の加工方法
 4-1 安定スリットのためのロール
 4-2 巻き取りの方式と技術課題
 4-3 種々のスリット加工方法

 

第二部 ウェブハンドリング技術(藤本講師)

 

5. ウェブハンドリング

 5-1ウェブハンドリング技術の全体像

 5-2 RTRプロセスの落とし穴

 

6. ウェブハンドリング技術の基本

 6-1 物性と測定の話

  6-1-1 フックの法則、ポアソン比、平面応力

  6-1-2 ウェブとローラ間の摩擦係数

  6-1-3 ウェブとローラの速度差

 6-2 空気は巻き込むもの

  6-2-1 巻き込み量の理論と実測

  6-2-2 ウェブとローラ間の摩擦係数

  6-2-3 空気を巻き込ませない

 

7. ウェブの搬送

 7-1 直角方向進入性(Normal Entry Roule)

  7-1-1 異径ローラ,テープ巻き

 7-2 ウェブとローラのインターフェース問題

  7-2-1 マイクロスリップとトラクション

  7-2-2 スピンダウンテストとベアリングの摩擦係数

  7-2-3 スリップ開始速度の予測

  7-2-4 ローラの選定

 7-3 しわの防止

  7-3-1 スパン短縮の効果

  7-3-2 拡幅の考え方

 7-4 巻取

  7-4-1 巻取の基本

  7-4-2 内部応力の測定と結果の解釈

  7-4-3 コアの大径化

 7-5 張力制御

  7-5-1 張力制御か速度制御か

  7-5-2 スパン間の張力の挙動

  7-5-3 張力のPID制御

 

8. ウェブの伝熱問題

 8-1 ウェブ温度の測定

 8-2 伝熱係数の求め方とその応用

 

9. おすすめの参考書

8.質疑応答(小川講師+藤本講師)

 

 

講師プロフィール

小川 正太郎 氏

 富士フイルム㈱にて34年間にわたり、新規商品含む機能性材料の生産技術開発に携わってきました。既存 / 新規商品の製造に関して、新規生産技術を開発・導入することで、試作品の製作から少量・中量生産を経て、製造実用化につなげるとともに、工場の製造安定化・生産性向上・コストダウンなどを実現し、事業貢献に寄与してきました。

 また、在籍中に、国内外の大学や研究機関との共同研究開発や海外でのプロジェクト立ち上げなどを経験し、学会発表や社外講演、100 件に及ぶ特許出願などの実績があります。

 退職後はフリーランスとして、今まで培った技術の知識と経験を活かし、長期・短期含めて10社以上にて顧問や技術アドバイザー等を務め、各社の問題解決や業務改善などを、現在も継続しています。コンバーテック「コーティングのコーチング」塗布技術よもやま解説を連載中。

 

藤本 清二 氏

 1973年より住友化学にて合成樹脂や機能性フィルムの製造プロセスに従事したのち、2006年より大倉工業にてフィルム加工プロセスのR&Dに従事しながら技術教育を担当。専門は様々な製造プロセスと解析で、14年には東海大学より博士(工学)の学位を取得した。現在はウェブハンドリング技術研究会の会員として時折の技術記事の投稿や講演による技術者の育成に熱意を持つ。コンバーテック「技術者のための実践的スケールアップ論」連載中。

 

 

■スケジュール

●日 程:2026年8月28日(金)
会場:NLC新大阪8号館9階 904号室/オンライン配信(Zoom)
時間:(第一部)10:00~12:00、 (第二部)13:00~16:00
※当日聴講が難しい方には録画配信を行います(期間限定。録画配信のため質疑応答はありません。)

■受講料

1名様 44,000円(税込、オリジナル予稿集代込)

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企画・運営:(株)加工技術研究会