【第1部】10:00〜12:30
「サステナブルな社会を目指して奮闘する包装業界、我々はなぜ脱炭素をやらなくてはならないのか」
講師:フタムラ化学梶@花市 岳
氏
<概要>
持続可能な社会を目指してどの産業分野でも例外なく環境対応が求められる時代となりました。
ただ、社会全体は混沌としていて何が有効なのか、そもそも何から始めたらいいのかはっきりしていないのが実情です。今回は分離が難しいといわれる軟包材の環境対応事例を中心に、どういう手法があってどういう背景がのしかかっているのかを仕組みや制度を交えながら本音で解説したいと思います。
1.プラスチックはなぜ嫌われるのか
1.1
石油から作られるプラスチックの割合
1.2
世界中に広まった脱プラスチック
1.3
レジ袋有料化の効果
1.4
マイクロプラスチックの実情
1.5 PPWRとINC
2.環境対応しているといわれる包装事例
2.1
生分解
2.2
モノマテリアル
2.3
実配合式バイオマス
2.4
クレジット式環境対応素材
2.5
サステナブルフィルム「サスフィ®」について
3.後戻りできない背景に何があるのか
3.1
パリ協定の発効
3.2
今までの法体系とプラスチック資源循環促進法
3.3
日本の環境系マーク
3.4
世界に広がるパートナーシップ
4.今後にむけて何を理解したらいいか
4.1
我々はなぜ脱炭素をやらなければならないのか
4.2
カーボンニュートラルとサーキュラーエコノミー
4.3
環境対応はブームでは終わらない
4.4
ハイブリッド志向のすすめ
【第2部】13:30〜16:00
「プラ代替素材として注目される「紙」への期待と課題とは?」
講師:パックエール梶@内村 元一 氏
<概要>
地球温暖化や海洋プラスチックごみ問題などが深刻化する中、私達の生活を豊かにしてきたパッケージを取り巻く状況はひとつの転換期を迎えており、世界各国の政府そして企業がサーキュラーエコノミーに向けて様々な取り組みを進めています。
本講座では、包装に関連する国内外のトレンドを紹介すると共に、プラスチック代替素材の一つとして注目されている「紙素材」の期待と課題、そして課題解決に向けたアプローチ方法などを解説します。
[contents]
1.
国内における資源循環政策の流れを理解しよう
1.1 日本における資源循環政策
1.2 プラスチック資源循環戦略
1.3 プラスチック資源循環法
2.
海外の動きを知ろう
2.1 EU・包装と包装廃棄物規則
2.2 政府間交渉委員会(INC)
3.プラ代替素材として注目される「紙」への期待と課題とは?
3.1
「紙化」への期待
3.2
なぜ「紙」は環境に良いとされるのか?
3.3
紙包材を使用した際に生じる主な課題
3.4
軟包装での課題(=紙化ハードル)を解決するスキーム
3.5 「紙化」市場を広げる新しい技術(包材構成/印刷/包装機械/廃棄・分別/リサイクル堆肥化
etc,)
4.当社情報配信サービス「ニュースのミカタ」から見る国内外トレンド
4.1 「ニュースのミカタ」とは?
4.2 「Reduce」&「Reuse」に関する事例
4.3 「Recycle」に関する事例
4.4
国・自治体の動向
5.今後、企業にとって必要な取り組みとは?
5.1 企業連携
5.2 日本の政策「CLOMA」
5.3 動静脈連携の重要性
6.おわりに
6.1 「グリーンウォッシング」への規制と監視
6.2
広がるSDGs教育とエシカル意識
6.3
まとめ
※内容が予告なく変更になる場合がございます。
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