日本製鋼所では押出機をはじめ、二軸延伸・無延伸装置、その他フィルム・シート製造に関する多彩なアプリケーションで、一般・工業用のシート装置から光学用途の高機能フィルム設備まで、お客様の幅広いニーズにお応えします。さらに昨年からは三菱重工業の押出成形機事業の譲渡を受け、製品ラインナップを充実・強化、業容の拡大に努めています。

＜二軸延伸フィルム製造装置の特徴＞
日本製鋼所は、1962年の開発以来、ポリエステル、ナイロン、ポリスチレン、ポリオレフィン等の原料を使用した二軸延伸フィルム製造装置を多数納入しております。近年は液晶用をはじめとする光学系フィルム・シートへの需要が増し、高精細なフィルム製造を求められる最先端の生産現場で多数導入されています。

＜二軸延伸フィルム製造装置の仕様＞
PET：Max.8,000mm幅、6〜250μm厚、Max.400m/min.
PS：Max.5,000mm幅、30〜80μm厚、Max.100m/min.
PA：Max.5,200mm幅、8〜40μm厚、Max.250m/min.
PP：Max.8,300mm幅、12〜60μm厚、Max.500m/min.

β線厚さ計は、完全な非接触計測、校正曲線が１つで済む、着色や添加物があっても測定可能、など他方式にない特徴を有します。
さらに、ナノグレイβ線厚さ計は、原子力規制委員会より設計認証を業界で初めて取得し、資格・管理区域なしに使用できます。
また、従来にない高感度検出系を採用し、高精度と安全性を両立させています。

＜特長＞
●原子力規制委員会より設計認証を取得し、放射線取扱主任者、管理区域の設定が不要
（表示付認証機器　セ114、セ152）
●高感度検出系を採用し、高精度と安全性を両立
●コンパクトなβ線源と検出器を使用し、既設ラインにも設置容易
●機構設計から制御ソフトまで自社で製作し、貴社に最適なシステムを提案

＜用途＞
プリプレグシート（CFRP,GFRP）、プラスチックフィルム(特に黒色や多層押出フィルムなど)、電池電極（全固体電池、LIB、Ni-MH）、セパレータ、不織布、壁紙、化粧板原紙、キャパシタ、ガラスエポキシ（PCB）、カーボン繊維クロス、ガラス繊維クロス、など

Ｘ線厚さ計は、完全な非接触計測、着色や添加物があっても測定可能、など他方式にない特徴を有します。
さらに、ナノグレイＸ線厚さ計は、従来にない高感度検出系を採用し、高精度と安全性を両立させており、資格・管理区域なしに使用できます。
また、Ｘ線管の管電圧が調整可能で、金属からプラスチックフィルムまで測定できます。

＜特長＞
●微弱な軟X線源を使用し、X線作業主任者、管理区域の設定が不要
●高感度検出系を採用し、高精度と安全性を両立
●コンパクトなX線源と検出器を使用し、既設ラインにも設置容易
●計測対象範囲（材質・厚さ）が広い
●機構設計から制御ソフトまで自社で製作し、貴社に最適なシステムを提案

＜用途＞
電池電極（全固体電池、CCM(MEA)(燃料電池)､LIB）、固体電解質（全固体電池）、セパレータ、金属箔（冷間圧延）、セラミックグリーンシート（MLCC）、セラミックテープ、キャパシタ、プリプレグ、トゥプレグ、カーボン繊維シート、炭素（グラファイト）シート、ガラスエポキシ（PCB）、ガラス繊維クロス、プラスチックシート・フィルム、金属複合体など

使いやすさをコンセプトに、お客様のニーズにきめ細かく対応。シンプルなデザインと、刃替え時間の短縮に貢献します。

＜特徴＞
●上軸側に当社独自の高精度移動式ホルダー（特許出願済）を採用することで、固定式ホルダーと同等の安定した精度を確保することが可能です。
●組立状況で、刃物の上下噛み合わせ量の変更、側圧（接圧）の変更が可能です。
●多彩な切断条件の変更が多いテスト機から量産機まで、対応が可能です。
●ストレート方式、ゲーベル方式等、多種多様の刃物形状、角度での組み込みも可能です。

＜用途＞
●電池極板等複合材（キャパシタ、Liイオン電池等）
●フィルム（複合フィルム等）
●金属箔（銅箔、アルミ箔等）
●紙（タック紙等）

80年間培った刃物製造技術を存分に駆使して開発された、最大加工長4,000mmの高精度コーティングダイです。
ダイの液溜まり部や合わせ面（スリット部）に精細な鏡面加工を施すことで、塗布液の流動性を均一に保持し、一定圧力での塗布が可能です。さらに先端の真直度も最高レベルを達成しています。
当社ではお客様の長尺高精度製品のご要望にお応えするため、新規設備の導入、超精密加工技術の開発等、常に技術レベルの向上に努めています。

＜標準仕様＞
●リップ間平行度：1μm/全長　以内（調整機構付き）
●平面度：3μ/m以内
●真直度：2μ/m以内
●加工長：研削盤　4m
●形状：先端部　R加工可
●使用材質：SUS材、粉末冶金材

M-CAPは、コンバーティング業界のニーズにお応えするために東京計器の最新の画像認識やソフトなどの総合技術を集結した無地面検査装置です。先行のPRINT-CAP、F-CAPシリーズの開発で培ったノウハウを活かし、コストパフォーマンス性も追求した、ユーザーにご満足いただける装置です。

＜特徴＞
●高精度／高感度モノクロカメラの採用、更に最適な照明構造（反射／透過の併用も可能）により、素材用無地面の欠陥を確実に捉えます。
●コストパフォーマンスに優れています。
●コンパクトで柔軟性に富んだシステム構造で、お手持ちのラインにも容易に搭載できます。
●個別の欠陥情報、全欠点の画像情報、マップ情報などの検査結果を出力表示。更に工場内LANなどのネットワークに接続することで、別環境での欠点情報表示や解析が可能です。

ウェブ検査装置をシステムコンポーネント化。お客様の生産設備にフレキシブルに対応し製品の品質を守ります。
＜特徴＞
●ウェブ検査装置の主要構成機器をコンポーネント化。本体制御盤を配することで、お客様が所有される生産設備にフレキシブルに対応します（印刷柄および素材検査）。
●ディジタルカメラとLED照明による鮮明な画像と高い検査能力を有します。
●テンション・蛇行変動対策を強化し、より安定な検査を実現しました。
●独自開発のプロセッサによってシステムの小型化と高速画像処理性能を両立しました。
●高い信頼性と簡易な保守性を有します。
＜機能＞
領域別検査（感度設定値3種、マスク1種）／検査履歴閲覧機能標準搭載／両面印刷に対応（2系統別周長に対応）／履歴データの一元化（Microsoft SQL Server採用）／色監視機能搭載およびタブレット端末対応（共にオプション）

小船鉄工所は、30余年にわたり積み重ねてきたスリッター製造におけるノウハウと豊富なオプションで、幅広いユーザーニーズに対応しています。今回はそのラインナップの中から二軸スリッター機KFS-700型をご紹介します。
＜仕様＞
基材幅：Max.600mm
原反幅：Max.φ600mm
巻取径：Max.φ500mm
コアー径：φ3インチ
スリット：丸刃シャー方式
速度：Max.150m/min.
＜巻出部＞
一軸エアーシャフト／パウダーブレーキ／自動張力調整／自動蛇行調整
＜巻取部＞
製品排出片持支持／巻取軸／各個フリクション方式／エアーシャフト方式／トリミング装置／左右個別
※各種オプション対応可です。詳細は弊社営業担当者にご相談願います

有機太陽電池、二次電池で求められる高精度薄膜塗工及びパターン塗工を可能にするスロットダイコーティングシステム。
多くの実績を持つ「ドローモード」方式により、バックアップロールの機械的ブレの影響を排除し、1μm（Wet）の薄膜塗工を実現。また、ダイコーティングの基本方式である「密閉系」「定量塗布」は粘度変化の最小化、高精度の膜厚制御も両立させる、最もゴールに近い精密塗布システムです。

＜特徴＞
●塗工条件に応じた内部設計を行います
●数〜100,000mPa.sの幅広い粘度対応が可能です
●EDIスロットダイ・バックアップロール・ポンプ・位置調整機構・バキュームボックスのコーティングユニットが高精度の塗工を実現します
＜その他製品ラインナップ＞
●塗工厚み分布調整が可能な近接コーティングダイ
●押出、キャスト、ラミネート用各種Tダイ
●真直度1μm/m以下の超精密研磨技術

狭幅から広幅、薄膜から多層まで、高進製作所が製造する装置は自在なスリット＆リワインドを実現します。その装置に搭載されるエアーフリクションシャフトをご紹介します。

＜特徴＞
発塵の原因となる傷を防ぐためコア内面に接する面を平滑に、また発塵の少ない樹脂・金属で構成された、クリーン環境下の使用を前提に開発されたフリクションシャフトです。コア固定と巻取張力に使用する供給エアーは個別に制御でき、スリッター稼働時の圧力調整も可能です。巻取最小幅は7mm。

＜圧力調整範囲＞
コア固定用0.1〜0.9MPa
フリクション供給用0.05〜1MPa

＜張力設定範囲（1,000mm幅）＞
φ90mm時：最小3kgf
φ500mm時：最大45kgf