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2025/4/16
【ダイヤモンド半導体】大熊ダイヤモンドデバイス、世界初となる工場建設着工
大熊ダイヤモンドデバイスは、「大熊ダイヤモンドデバイス福島第1工場」(福島県双葉郡大熊町大字下野上字原94-8 大熊中央産業拠点内)の建築に着工した。稼働は2026年の予定。

ダイヤモンド半導体は、既存半導体に比べて高周波特性や大電力効率、放熱性等に大幅に優れ、次世代通信技術「6G」の実現に不可欠とも言われている。高放射線や高温/低温といった極度環境下でも正常に動作可能なデバイスとして、原子炉内や宇宙空間といった過酷環境での活用にも期待が集まっている。そこで、大熊ダイヤモンドデバイスは福島第一原子力発電所の事故を契機として、創業前より10年以上の研究開発に基づく製品化に向けた独自の知見と実績を蓄積してきた。
大熊ダイヤモンドデバイス福島第1工場は、同原発が立地する福島県大熊町において、ダイヤモンド半導体の量産化に向けた世界初の工場として稼働する。廃炉措置が進む原子炉内での中性子線量の計測を目的に、ダイヤモンド半導体を実装した「臨界近接監視モニタシステム」を筆頭に、原発・宇宙・防衛市場向けに「ダイヤモンド半導体アンプ」の開発を進めている。また、工場の稼働に伴い、地元をはじめとした20人以上の雇用・移住を計画しており、地域のにぎわい創出にもより一層貢献していく。
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