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2025/9/29
【デジタルライフライン整備事業】NEDO、アーリーハーベストプロジェクトで8件採択。先行実装に向けた整備加速事業始動
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、「デジタルライフライン整備事業」で8件のテーマを採択した。この事業では、前身事業となる「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業/デジタルライフラインの先行実装に資する基盤に関する研究開発」の成果を踏まえ、デジタルインフラの社会実装を早期に具体化し、実感し得るデジタルの恩恵をいち早く提供することを目指す「アーリーハーベストプロジェクト」に基づいた取り組みを実施する。加えて、デジタル技術を社会実装して開発が促進されることや、持続的なサービス提供が行われることなども目指す。
現在、人手不足に伴う人流クライシス・物流クライシスや激甚化する災害への対応は待ったなしの状態。人口減少が進む中で、将来にわたって安心して暮らし続けられる地域生活圏を形成していくために、現実世界のデジタル化によって人手に頼らなくても必要なサービスが行き渡る仕組みを、平時・有時の区別なく利用可能な「デジタルライフライン」として整備することが望まれている。
そこで、「デジタルライフライン整備事業」では、このような状況を踏まえ策定された「デジタルライフライン全国総合整備計画※1」において先行的取り組みとして位置付けている「アーリーハーベストプロジェクト※2」に基づき、〔1〕ドローン航路、〔2〕インフラ管理DX、〔3〕自動運転サービス支援道、〔4〕奥能登版デジタルライフラインの各領域を社会実装するために必要なシステムについて、情報処理推進機構のデジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)と密に連携しながら、データ連携システムの開発・拡張などを行う。
このたび採択したテーマは、以下の通り。

予算は53億円(2025年度)
※1 デジタルライフライン全国総合整備計画
現実世界での活用が期待されるデジタル技術について、実証段階から実装段階への移行を加速させ、デジタル化された生活必需サービスを全国で、中山間地域から都市部まで行き渡らせることを目的として、2022年に策定された「デジタル田園都市国家構想総合戦略」や2023年に策定された「国土形成計画」、経済産業大臣を議長として設置した「デジタルライフライン全国総合整備実現会議」における議論を経て、2024年6月に策定された。
※2 アーリーハーベストプロジェクト
デジタルライフライン全国総合整備計画において、目指す将来像を早期に具体化し、国民へデジタルの恩恵をいち早く提供するために位置付けている先行的取り組みの呼称。
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