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2025/5/29

【パラオクチルフェノール】丸善石油化学、レゾナック、五井化成、2026年4月に生産・販売終了。五井化成の清算検討開始

 丸善石油化学レゾナック、ならびに両社が出資する五井化成の3社は、パラオクチルフェノールの事業について、2026年4月を目途に生産および販売を終了することを決定した。
 パラオクチルフェノールは1973年11月より製造・販売開始以来、長年にわたり国内外で使われてきた。しかしながら、近年は中国での新設備稼働に伴う供給過多、国内需要の縮小、設備の老朽化とそれに伴う補修コストの増加など、事業環境は著しく悪化している。合理化を含めたあらゆる対応策を検討してきたが、安定的な供給体制の維持が困難と判断し、生産・販売を終了するに至った。
 またパラオクチルフェノールの生産・販売終了に伴い、五井化成ならびに株主である丸善石油化学、レゾナックの3社は、五井化成の清算を含めた今後の事業方針に関する検討を開始した。仮に、清算が決定した場合には、パラオクチルフェノール以外の製品(AMSD、PTAP、2,4-DTAP)についても、順次生産・販売を終了する。
<五井化成の概要>
名 称 :五井化成株式会社
所在地 :千葉県市原市五井南海岸14番地
代表者の役職・氏名:代表取締役 横溝晶宏、代表取締役(非常勤)峯島雅寛
事業内容:パラオクチルフェノール、アルファメチルスチレンダイマー、パラターシャリーアミルフェノール、2,4-ジターシャリーアミルフェノールの製造および販売 その他これに関する事業
資本金 :5000万円
従業員数:28人
設立年月日:1972年10月
株主並びに資本比率:丸善石油化学株式会社(50%)、株式会社レゾナック(50%)

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