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2025/1/15
【ペロブスカイト太陽電池】アイシン/中部電力ミライズ/関西電力の普及拡大プロジェクト、「あいちカーボンニュートラル戦略会議」の事業化支援対象に選定
2024年12月に開催された「あいちカーボンニュートラル戦略会議」において、アイシン、中部電力ミライズ、関西電力の3社で共同提案した「ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクト」が、事業化支援対象に選定された。このプロジェクトの一環として、アイシンは、愛知県が設立する「あいちペロブスカイト太陽電池推進協議会」に提案企業として参加し、ペロブスカイト太陽電池(PSC)の社会実装を目指す。
ペロブスカイト太陽電池普及拡大プロジェクトでは、PSCの導入ポテンシャル調査に加えて、先行実証としてアイシンが研究開発※1するPSCを愛知県内の公共施設などに設置し、導入拡大に伴う課題の確認とその解決策を検討する。その後、ほかの公共施設や民間施設でも導入実証を行い、導入モデルケースを確立することで、愛知県で全国に先駆けた社会実装を目指す。


アイシンは、同プロジェクトにおいてPSCの研究開発や製造を担当するとともに、普及に向けた活用方法や商品開発などの検討を進める。
また同プロジェクトの支援として、愛知県により2025年春頃の協議会設置が発表されており、提案企業であるアイシン、中部電力ミライズ、関西電力に加えてサプライチェーン全体の関係者に参加を呼び掛けている。協議会を通じて、実証実験に関する検討やモデルケースの確立など、プロジェクトの実現に向けて検討を行う。
アイシンは、長年にわたる太陽電池の研究開発により実現した発電効率と、自動車部品の製造で培ってきたものづくり力を生かした耐久性、薄ガラスを用いた独自のフィルム構造を強みとしており、社内での実証実験を進めてきた。
今後、協議会と連携しプロジェクトを進めることで、幅広く活用可能なPSCをいち早く実用化し、地域のカーボンニュートラル実現に貢献していく。
※1 国立研究法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業(JPNP21052)の成果を活用
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