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2025/9/27

【導波路】アプライド マテリアルズとGlobalFoundriesが提携、AIで進化するフォトニクスを加速

 アプライド マテリアルズ(Applied Materials)は2025年9月23日(現地時間)、GlobalFoundriesと戦略的提携を発表した。両社は最先端のウェーブガイド(導波路)製造施設をシンガポールのGlobalFoundries拠点に設けて、AIによって加速する新たなフォトニクスの進化を推進する。
 今回の提携は次世代AIアプリケーションを支える基盤技術であるフォトニクスの進化における重要なマイルストーンとなり、拡張現実(AR)やヒューマンセントリックなデジタル体験など、超高効率、軽量、高性能な光学システムが求められる分野での活用が期待されている。アプライド マテリアルズはGlobalFoundriesをシンガポールでの量産パートナーに迎えて、半導体分野における長年の経験を生かしウェーブガイド部品を開発する予定。
 アプライド マテリアルズのバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーで、CTOオフィスのフォトニクス プラットフォーム ビジネスを担当するDr. Paul Meissnerは次のように述べている。
 「人々をAI体験に没入させるARグラスの実現技術として、フォトニクスの重要性が急速に高まっています。GlobalFoundriesとの協業により、マテリアルズ エンジニアリングにおける当社のリーダーシップがさらに拡大し、高度に統合されたディスプレイテクノロジーが実現するでしょう」
 また、GlobalFoundriesシニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーで、APACマニュファクチャリングおよびシンガポール事業所を担当するYew Kong Tan氏は次のように語っている。
 「アプライド マテリアルズとの提携を通じてシンガポールでフォトニクスのイノベーションを推進できることをうれしく思います。当社のグローバルな半導体製造ノウハウとアプライドの最先端マテリアルズ エンジニアリング技術を組み合わせ、次世代デバイスの採用を推進・拡大する革新的テクノロジー ソリューションを提供していく考えです」
 この提携は、材料、センサ、インテグレーション、組立、テスト、アプリケーションの各分野を含む、シンガポールにおける新興かつ活気あるフォトニクス エコシステムの発展に寄与する。

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