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2025/5/12

【第一回リサイクルテックジャパン】マツダ、アルミラミネートシートのマテリアルリサイクルに挑戦

 マツダ(兵庫県神戸市)は、5月14日~16日まで、インテックス大阪で開催される「高機能素材Week リサイクルテックジャパン」に出展し、環境配慮型のリサイクルループ事例や資源循環への取り組みを紹介する。
 展示の見どころは次の通り。
(1)複層シートをマテリアルリサイクル
 複層シートとはアルミ蒸着やアルミ箔等を貼り合わせたシートであり、ゼリーやヨーグルトの蓋で使用されている。複層シートは耐久性や遮光性といった優れた特性をもち、食品の保存等に貢献しているが、異なる素材の多層構造のため、通常の単一素材のプラスチックよりもマテリアルリサイクルが難しく、多くはサーマルリサイクルに依存している。マツダでは、新たな設備を導入し、この複層シートのマテリアルリサイクルにチャレンジする。

(2)環境に配慮したリサイクルループ構築の取り組み
 廃棄するプラスチックのリサイクルは多くの企業で進められているが、そのプラスチックをもう一度『使う』に変えるリサイクルはまだまだ発展途上。マツダでは、様々なプラスチックをもう一度形を変えて、企業に使用いただくプラスチックのリサイクルループを提案する。

(3)再生プラスチック袋の生産によって焼却処理と比べCO2削減を実現
 マツダが製造・物流過程で使用したプラスチック包装材(ストレッチフィルム)を、廃棄(焼却)するのではなく、回収~ペレット加工~再商品化(プラスチック袋)する取り組みについて、CO2 の排出量を算定した結果を展示。

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