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2025/4/24
【超小型チップLED】ams OSRAM、インイヤー型デバイスでより正確な心拍数測定を実現

ams OSRAMが提供する強化型チップLEDは、砂粒ほどの大きさでより高い輝度を実現する。インイヤー型ヘッドフォンやスマートリングなどの日常的なデバイスへの搭載に最適である。
ウェアラブルデバイスでの心拍数測定は、より精度を高めながら洗練され続けている。ams OSRAMは、強力な500μmチップを搭載し、信号品質を向上させた新しい小型チップLEDを発表した。わずか1.2mm x 1.0mm x 0.6mmという砂粒よりほんの少し大きいだけの超小型LEDでありながら、14mWという優れた光出力を実現する。
ams OSRAMが提供するこのチップLEDは、その旧モデルよりも20%高輝度で、一層小型化されており、より効率的な光電式容積脈波記録法(PPG)を可能にしている。
このテクノロジーは、肌に緑色光を照射し、反射される信号を分析することで、血管内における血量の変化を測定する。ams OSRAMの新しいチップLEDのようなより強力な光源は、特にスマートリングやインイヤー型デバイスなど、適切な血流がある四肢に装着して使用するアクセサリーで、測定精度を大幅に向上させる。
同時に、この強化された効率により、電力消費量を削減することができ、これは長期的な使用のために設計されたバッテリー駆動型デバイスにとって重要な優位性となる。
ams OSRAMのプロダクトマーケティングマネージャー、Florian Lex氏は次のように述べている。
「ams OSRAMは、長年にわたりバイタルサインモニタリングの専門知識を実証してきましたが、今、その優れたパフォーマンスの製品で小型化に向けたトレンドをさらに促進しています。当社の新しいチップLEDは、目立たないながらも高精度であることを前提としたデバイスでも、より信頼性の高い心拍数モニタリングを可能にします」

バイタルサインの継続的なモニタリングは、医療やフィットネスの領域で重要性を増している。指や耳たぶは手首よりも血流がよいため、身体のそういった部分に装着された部品は、特に正確なデータを提供することができる。ams OSRAMによるチップLEDファミリーの新しいグリーンのシングルエミッタ、CT ELLN51.14は、極めて小型の設計でもこれらの正確な測定を可能にし、高性能で目立たない大きさのウェアラブル製品の増加に対応する。
ams OSRAMには、小型で高性能なLEDの開発を成功させてきた長期にわたる実績がある。これは、グリーンエミッタの分野におけるams OSRAMの成果を保護する、1500件以上の取得済み特許やその他知的財産権に反映されている。さらに、バイタルサインモニタリング分野における200件の特許が、この前途有望なテクノロジーに関するams OSRAMの深遠な専門知識を強調している。
バイタルサインモニタリングデバイス向けに、ams OSRAMはLEDに留まらず、ヘッドフォンが耳内に装着されたことを検出して省エネ機能をサポートする近接センサを含め、包括的なポートフォリオを提供している。
バイタルサインモニタリング向けの製品ポートフォリオに関する情報は、こちらを参照。
新しいチップLEDに関する詳細情報はこちら。
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