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2025/7/18

【Car to Carリサイクル】プラニックが製造するASR由来再生プラスチック、トヨタ車に初採用

クラウン

 豊田通商のグループ会社であるプラニックが製造するASR(Automobile Shredder Residue:自動車破砕残さ)由来の再生プラスチックが、このたび国内のトヨタ車で初めて「クラウン(スポーツ)」のフロント フェンダ シールに採用された。
 プラニックは、豊田通商と小島産業小島プレス工業のグループ会社)が出資する国内最大級※1の再生プラスチック製造事業会社。プラニックで使用する再生プラスチック製造の原料は、豊田通商のグループ会社で自動車リサイクル事業を手掛ける豊田メタル※2をはじめ、日本全国のASR再資源化施設や家電リサイクルプラントなどから回収している。
 ASR由来を含む回収されたプラスチックは、材質ごとの選別が困難であるため、高品質が求められるCar to Carリサイクルを行うことは難しく、主に焼却処分(熱回収)されてきた。こうした状況の中、プラニックでは、欧州で実用化された高度比重選別技術・設備を日本国内で初めて導入し、高品質な再生プラスチックの製造とCar to Carリサイクルが可能となり、それが同社の大きな強みとなっている。

ASR由来を含む回収されたプラスチック
再生されたコンパウンドペレット(プラスチックの原料)
Car to Carリサイクルの商流イメージ

※1 単一工場でのコンパウンドペレット製造量
※2 豊田メタルでは100%近いASRリサイクル率を達成しており、樹脂の回収率は国内トップクラス。豊田通商ほかトヨタ自動車愛知製鋼が出資。

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