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2026/3/10

【アクリル短繊維】東レ、新ブランド「TORAYLON」で海外展開を強化

 東レは、アクリル短繊維ブランド「TORAYLON(トレロン)」について、海外市場への提案力強化を目的とした、機能や用途に応じたサブブランドを立ち上げた。TORAYLONが持つ柔らかな風合いと鮮やかな発色性の特長を活かし、消費者が求めるさまざまな機能や用途に対して機能軸で整理された高機能素材をわかりやすく提案することで、海外市場での訴求力を高めていく。

 アクリル短繊維における国内生産の衰退が進む中、TORAYLONは、東レが日本の生産拠点で培ってきた東レ独自の品質設計と安定生産技術を基盤に、1964年以来、国内外で販売を展開し、研究・技術開発、用途開拓を進めながら、さまざまな機能や用途に応じた原綿ラインアップを拡充してきた。一方で、海外では日本生産による高品質なアクリル繊維は一定の評価を得ており、海外に向けた提案力の強化が課題でしたが、このたびTORAYLONの機能特長ごとに整理し、海外のユーザーが求める機能や用途に応じたサブブランドを立ち上げた。

 日本生産ならではの一貫した品質管理体制のもと、多様な機能を兼ねたTORAYLONを安定的に生産し、求められる機能に応じて多様な原綿ラインアップを展開しています。今回の海外市場への提案力強化に向けては、こうした既存の強みを活かし、原綿ラインアップを機能軸で整理・再定義することで、「Made in Japan」の信頼性をより分かりやすい形で海外市場に訴求していく。

 同社はこの取り組みを通じて、TORAYLONの海外市場における提案力を一層強化し、日本生産ならではの品質と機能特性を分かりやすく伝えるブランド運用により、グローバル市場でのさらなる価値創出を目指す考えだ。

<マザーブランドの概要>

ブランド特 長
TORAYLON柔らかな風合い、高い白度、鮮やかな発色性
東レ独自の技術が生み出した、日本製アクリル繊維

<サブブランドの概要>

ブランド機能や用途
TORAYLON FD (フルダル)抗ピル性、UV遮蔽性が特徴で、夏の厳しい日差しを遮り、繰り返し使用したい場面に適した素材
TORAYLON FF (エアリー)嵩高でふんわりとした風合いが特徴で、空気をまとうような心地よさを演出したい場面に適した素材
TORAYLON FN (マイクロ)極細繊維による独特のソフトタッチが特徴で、触れた際の違和感のないやさしさを演出したい場面に適した素材
TORAYLON SS (スーパースムース)より滑らかでシルキーな触感で、触れた瞬間の流れるような高級感のある肌触りを演出したい場面に適した素材
TORAYLON AP (抗ピル)特殊ポリマー技術による高い抗ピル性で、繰り返し使われる中でもきれいな見た目の印象を維持したい場面に適した素材
TORAYLON AB (抗菌)細菌の増殖を抑制し、清潔性を付与できることが特徴で、目に見えない不安を抑え、衛生面への配慮が求められる場面に適した素材
TORAYLON HP (吸水速乾)吸水性・速乾性が特徴で、汗や湿気が与える不快感を素早く切り替え、快適さを保ちたい場面に適した素材

<サブブランドの定義>
 TORAYLONをマザーブランドとして位置付け、機能特長を示すアルファベット2文字のサブブランドを新たに定義した。これにより、素材特長を一目で把握でき、用途別の素材選定をより容易にする。
 これらのサブブランドは、日本生産による品質の安定性を前提に、TORAYLONの特長を機能別に整理したもの。


<海外向けラベル(下札)の刷新>
 本取り組みにあわせて、海外向けラベル(下札)デザインを刷新する。
 サブブランド名と機能特長を視覚的に分かりやすく表現することで、海外市場においてもTORAYLONの価値が直感的に伝わるコミュニケーションを実現する。


<マザーブランド(TORAYLON)ラベル>

<サブブランド(TORAYLON FN)ラベル>

<参考>
 東レは、2026年3月11日~3月13日に中華人民共和国・上海市で開催されるアジアを代表するBtoB向けの糸・繊維業展示会である「China International Textile Yarn Expo 2026」に出展する。短繊維事業部及び長繊維事業部が主体となってTORAYLON™をはじめ、さまざまな用途に応じた高機能ファイバーを紹介する。展示会の概要は以下の通り。

【展示会概要】
展示会名:China International Textile Yarn Expo 2026
会  場:Shanghai National Exhibition and Convention Center          
会  期:2026年3月11日(水)~3月13日(金)
出展部署:短繊維事業部、長繊維事業部

 

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