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2024/5/30

【アクリル酸、アクリル酸エステル、高吸水性樹脂】日本触媒、インドネシア子会社でハラール認証製品の製造・販売を開始

 日本触媒のインドネシア子会社 PT. NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(NSI)は、生産するアクリル酸、アクリル酸エステルおよび高吸水性樹脂の全製品について、国際持続可能性カーボン認証(ISCC PLUS 認証(※))を取得し、製造・販売を開始した。これにより同社グループは、ベルギー、日本、インドネシアにおいて、バイオマス由来原料等をマスバランス方式によって割り当てた認証製品について製造・販売するグローバルレベルでの供給体制を整えた。
 アクリル酸およびアクリル酸エステルは、塗料や粘着剤などの原料として幅広く使用される。高吸水性樹脂は、主に紙おむつ材料として使用される。ISCC PLUS 認証のアクリル酸、アクリル酸エステルおよび高吸水性樹脂をユーザーが使用することで、サプライチェーンを通じた環境負荷低減ならびに循環型経済にも貢献する。
 また、今回 ISCC PLUS 認証品として生産・販売する製品についても、従来通りインドネシアのハラール認証機関当局の認証を取得している。
 気候変動問題への対応に関する世界的な関心の高まりによりバイオマス製品の需要が増加している。また、イスラム教徒が多い地域では、ハラール認証を求められる分野、製品も拡大している。
 日本触媒グループは、NSIでバイオマス由来のハラール認証製品を製造・販売することにより、インドネシア国内や東南アジアだけでなく、世界的な需要に対応するとともに、2050年カーボンニュートラルに向けて、同社グループ長期ビジョンおよび中期経営計画で掲げた"変革"を実行し、顧客の価値向上、持続可能な社会の実現に貢献していく。

※ISCC PLUS 認証とは、ドイツに拠点を置く持続可能性および炭素に関する国際認証組織である ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)が展開する、バイオマスやリサイクル等の持続可能な原料・製品を対象とし、サプライチェーン上で管理・担保する第三者認証制度

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