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2023/12/25
【アスベストチェック】日本環境分析センター、粉じんを飛散させずに検体採取が行える「チャント袋」で特許取得
日本環境分析センターは、粉じんを飛散させることなく密閉した状態で安全に建材サンプルを採取できる「チャント袋」で特許(特許番号:第7357411号)を取得した。
建物や施設等の改修工事や解体を行う際には、事前に建材の一部を採取してアスベスト含有有無の調査(事前調査)を行い、必要に応じて適切に処理することが定められている。
しかし、これまでの事前調査方法では、検体の採取に際してアスベストを含む可能性のある粉じんが空気中に飛散してしまう危険があった。飛散防止策としては水などで対象物を湿らせながら検体を採取する湿潤法が一般的だが、この方法を用いても飛散を完全に防ぐのは困難であった。
そこで同社は、より安全に検体採取を行いたいという想いから空気中に粉じんを飛散させることなく検体を採取できる「チャント袋」を開発した。
チャント袋は、検体を採取したい場所に特殊二重構造の袋を直接貼り付けることで、密閉状態での検体採取を行うことができる。この技術の革新性が評価され、特許取得に至った。チャント袋を利用することで安心、安全な事前調査が可能となる。
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