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2024/11/14
【アップサイクル】ミマキエンジニアリング、印刷脱色技術を活用し、ロフトの「グリーン プロジェクト」でタペストリーのアップサイクル実現
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタを手掛けるミマキエンジニアリングは、印刷済みの生地から染料を脱色し、その再利用を可能とする同社の「ネオクロマト・プロセス」の試験運用により、ロフトの「ロフト グリーンプロジェクト」において、店舗装飾用タペストリーの資源再利用に全面協力した。
布地を再利用した「循環使用タペストリー」は11 月より池袋ロフトでテスト運用を開始し、今後も廃棄削減を目指した再利用を続ける予定。
商業施設・店舗のイベントやキャンペーンのタペストリー(のぼり旗・懸垂幕など布製の広告表示物)の多くはデザインが印刷されたポリエステルの布地が使用され、その使用後は主に焼却や埋立て処分される。様々な業界の店舗で短期間の使用後に処分されるタペストリーを同社の最新の技術でデザインを布地から脱色し何度もデザインを変えて使用することで、布地の廃棄削減によるCO2 排出量の低減に貢献する。脱色された布地は各地のタペストリー制作事業様で再印刷ができるため、ローカルエリア内での循環再利用を可能とし、繊維製品のアップサイクルを実現。
今回制作した循環使用タペストリーは、ロフトの各店頭で使用されたものを、BP Labが運営する繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP(ビオロジック ループ)」の協力のもと、同社のネオクロマト・プロセスにて脱色・新しいデザインを印刷して再利用という循環利用トライアルを実施した。同社は今後ネオクロマト・プロセス装置の製品化により、各地の印刷事業者様でも実施可能な循環利用ソリューションを提供していく予定。
ミマキエンジニアリングでは、『新しさと違い』を経営ビジョンに掲げ、常に新たな技術革新を目指し、ユーザーが求める「美しさと速さ」の実現を追求し続けていく。
ロフト グリーンプロジェクト 概要
ロフトは、セブン&アイグループの事業会社として、グループの環境経営指針である「GREEN CHALLENGE 2050」のもと、環境・社会価値創造に向けて、「できることから始める」を合言葉にサステナブルな取り組みを行っている。2021 年秋よりロフトのスローガンとして「ロフト グリーンプロジェクト“雑貨のチカラで、暮らしと地
球をしあわせに。”」を社内外に掲げ、雑貨のプロデュースカンパニーとして、環境配慮型の品ぞろえを含め、エシカルな消費に向けて、さらに積極的かつ具体的にウェルビーイングな暮らしに向けたアクションを展開している。
BIOLOGIC LOOP について
ファッション産業と消費者を繋ぎ、新しい価値観を創造し、循環型産業へ移行すること、またリサイクル技術の更なる研究開発と、ライフスタイル産業全体が製品を再生するサーキュラーエコノミーの実現を目指す、2021 年8 月よりスタートした繊維循環プラットフォーム。回収された繊維製品はBPLab 契約したリサイクル処理事業所において分別、マテリアルリサイクルによりBPLab が再生活用している。2022 年4 月~2024 年10 月までの累計回収量は5,038kg。
ミマキエンジニアリングについて
ミマキエンジニアリングは、産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3D プリンタおよびそのインク、ソフトウェアの開発・製造・販売・保守を⾏っています。サイングラフィックス、インダストリアルプロダクツ、テキスタイルアパレルの市場に向け、プリント工程のトータルソリューションを提供することにより、お客様に常に「新しさと違い」をお届けするイノベーターを目指している。
企業・IR サイト: https://ir.mimaki.com/
製品サイト: https://japan.mimaki.com/
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