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2025/7/28
【アルミ資源循環】YKK APと富山大、「アルミ再生・循環システム工学(YKK AP)共同研究講座」を設置
YKK APと富山大学は、2025年6月1日に「アルミ再生・循環システム工学(YKK AP)共同研究講座」を設置した。

YKK APはビジョン「Evolution 2030」の柱に地球環境への貢献を掲げ、脱炭素化・循環型社会実現に向けた仕組みづくりを推進している。製品素材のリサイクル技術確立を目指し、2030年度までにアルミリサイクル率100%(国内)達成を目標に掲げている。
アルミリサイクル率の向上には、市中から回収される多様なアルミニウム合金スクラップから不純物を効率的に除去する技術や、除去しきれない不純物を含んだ状態でも材料として高い特性を発揮させる技術の確立が不可欠である。YKK APはこれらの課題解決を加速させるため、軽金属材料の研究、特にアルミニウム分野で高度な技術や学術的な知見を有する富山大学に共同研究講座(※1)を設置し、以下の研究を実施する。
■共同研究講座の概要
【講座名称】
アルミ再生・循環システム工学(YKK AP)共同研究講座
【研究内容】
1.アルミニウム合金スクラップからの不純物分離プロセス
富山大学で考案されたアルミニウムアップグレードリサイクル技術の実用化に向け、不純物を分離するプロセス効率化技術の構築に取り組む。
2.不純物を含むアルミニウム材料の特性改善
市中アルミリサイクル工程で発生する不純物を多く含む材料の特性改善や新たな用途開発を試みる。
3.アルミニウムリサイクル工程のエネルギー削減
塑性(そせい)加工(※2)技術を活用し、リサイクルプロセスのエネルギー削減につながる押出形材の製造技術を研究する。
【設置期間】
2025年6月1日〜2027年9月30日(2年4ヶ月間)
【設置部局】
国立大学法人富山大学 先進軽金属材料国際研究機構 先進アルミニウム国際研究センター
【研究体制】
YKK APより共同研究講座教員1名を置き、当該教員にクロスアポイントメント制度を適用(※3)
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