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2026/3/25
【アルミニウム】リオティント、クイーンズランド州政府および豪州連邦政府と連携しグラッドストンのボイン製錬所の長期的な操業継続を確保

リオティントは、クイーンズランド州政府および連邦政府と、グラッドストンのボイン・アルミニウム製錬所の長期的な将来を確保し、現行の電力契約終了後も国際的なコスト競争力を維持するための画期的なパートナーシップに合意した。
この合意は、クイーンズランド州におけるアルミニウム製錬の長期的な将来を支えるものであり、リオティントが近年締結してきた電力購入契約(PPA)を基盤として、同州における新規の再生可能エネルギーおよび蓄電容量に対する総額75億豪ドルの投資の下支えとなる。
同合意において、クイーンズランド州政府および連邦政府は、2040年までの10年間で合計20億豪ドルを投資する。これは、クイーンズランド州とリオティントの間で以前発表されたパートナーシップの条件を確定させるものであり、また連邦政府が進める「フューチャー・メード・イン・オーストラリア(Future Made in Australia)」政策の一環。同パートナーシップは、製錬所が長期的に競争力のある電力へ移行すること、ならびにクイーンズランド州中央部における製造業の雇用を長期的に支える。
リオティントが進める豪州最大級となる見込みの太陽光・風力発電に対する投資とあわせ、この合意により、製錬所のオーナーでありリオティントが過半数権益を保有するボイン・アルミニウム製錬所(BSL)が、現行の電力契約が終了する2029年以降もアルミニウム生産を継続し、少なくとも2040年まで操業を続けることが確実になる。
リオティント アルミニウム&リチウム部門のジェローム・ペクレスCEOは次のように述べている。
「クイーンズランド州政府および連邦政府とのこの重要なパートナーシップは、ボイン製錬所が国際的な競争力を維持し、豪州のアルミニウム産業の将来を強化するとともに、クイーンズランド州のエネルギーシステムの転換と脱炭素化を支えることになります。化石燃料がますます高コストになる中、当社がすでに締結している電力購入契約とあわせて、今回の投資により、ボイン製錬所は、太陽光および風力発電に下支えされた世界初のアルミニウム製錬所の一つとなります。また、アルミニウム製錬のような重厚な製造業がグラッドストンで長期的に継続できることを確かなものにし、ボーキサイト採掘からアルミナ精製、アルミニウム製錬まで、クイーンズランド州内で完結する世界でも数少ない垂直統合型アルミニウム・バリューチェーンを維持します。エネルギー転換を背景にアルミニウム需要が今後も拡大する中で、こうした取り組みは重要です」
リオティントは、すでに発表しているPPAに加え、ギンピー近郊のライトソースbpによるロウアー・ウォンガ太陽光発電・蓄電ハイブリッドプロジェクトについて、同プロジェクトの40%をオフテイクすることに合意した。これは、112MW(交流ベース)の太陽光発電能力、ならびに付随する約3時間分の蓄電容量に相当する。これにより、クイーンズランド州におけるリオティントの再生可能電力の契約総量は2.8GW超となる。
■リオティントとボイン・アルミニウム製錬所について
ボイン・アルミニウム製錬所(BSL)は、1982年から操業する豪州で2番目に大きいアルミニウム製錬所。クイーンズランド州中央部のボイン・アイランドに位置し、BSLの操業には、カーボン工場での炭素陽極の製造、還元ラインでのアルミニウム生産(製錬)、ならびにアルミニウム溶湯を出荷可能な製品へと鋳造する工程が含まれる。同製錬所はQueensland Alumina Limited(QAL)精製所に隣接し、ベルトコンベヤーで接続されてアルミナ供給を受けている。BSLへの出資比率は、リオティント(73.5%)、YKK Aluminium(9.5%)、UACJ(9.29%)、Southern Cross Aluminium (*)(7.71%)。
リオティントのクイーンズランド州における統合型アルミニウム生産チェーンは、重要な経済の原動力であり、直接雇用として4500人超を雇用し、さらに豪州国内の多数の生計を支えている。グラッドストンにおける同社操業だけでも3000人超の雇用を占め、そのうち1000人がBSLにおける雇用。さらに、リオティントのウェイパにおけるボーキサイト操業は1300人超を雇用し、グラッドストンの製造拠点へ原料を供給している。
リオティントは、クイーンズランド州において、2024年1月以降に以下の5件のプロジェクトから2.8GW超の新規再生可能エネルギーと600MW超の蓄電容量を契約している。
ヨーロピアン・エナジー・アッパー・カライオピー・ソーラー・ファーム(1.1GW)
バンガバン風力発電プロジェクト(1.1GW)
スモーキークリーク&ガスリーズギャップ太陽光発電所(540MW / 2160MWh)
ライトソースbpによるロウアー・ウォンガ太陽光発電・蓄電ハイブリッドプロジェクト(112MW / 3.24MWh)
(*) 丸紅株式会社と住友商事株式会社による合弁会社
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