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2025/5/7
【インスタントラーメン】世界ラーメン協会、2024年世界総需要は1230.7億食で過去最高を更新と発表
世界ラーメン協会(World Instant Noodles Association 略称:WINA)は、2024年のインスタントラーメン総需要をまとめた最新データを発表した。2024年の世界総需要は1230.7億食、前年比+2.4%(+28.6億食)となり、過去最高を更新した。トップ10の国・地域は昨年から変わらず、1位は中国/香港(438.0億食)、2位はインドネシア(146.8億食)、3位はインド(83.2億食)。2024年は世界の経済は概ねインフレ沈静化や貿易の持ち直しなどを背景に、底堅い成長を維持しており、即席めんの世界総需要は、国によって濃淡があるものの、全地域で成長した。
<2024年世界総需要上位5か国の背景について >
1位:中国/香港
中国/香港は438.0億食、前年比+3.8%(+16.0億食)となった。中国は2024年の景気は秋口から政府の買い替え促進策の効果で、新エネルギー車や家電を中心に工業生産の拡大が見られたが、個人消費は総じて弱い動きであった。しかし、デフレ環境が続く中で節約志向により、比較的手ごろな価格である即席めん需要は底堅く成長した。
2位:インドネシア
インドネシアは146.8億食、前年比+1.0%(+1.4億食)となった。2024年は為替や物価は比較的落ち着いており、即席めん市場も成長した。2019年以降は5年連続で成長しており、中国とともに世界の総需要拡大に貢献している。簡易性とバリエーション豊富なフレーバーが若者中心に受けており、カップめんは今後も更なる成長が期待される。
3位:インド
インドは83.2億食、前年比-4.1%(-3.6億食)となった。2024年は上半期の総選挙による政治的不確実性の高まりで経済活動の停滞が見られた。消費財全般のインフレに加えて、記録的な猛暑による消費減や、パーム油への関税引き上げによる各社の値上げが、特に袋めんの購買に影響した可能性がある。昨年から3位になったインドだが、今年は利下げの見通しと投資の拡大から、内需を牽引とした景気回復とともに、即席めんも再び成長することが期待される。
4位:ベトナム
ベトナムは81.4億食。前年は減少となったが、2024年はカップめんが牽引し、合計では前年比+0.1%(+0.1億食)の成長となった。2024年のベトナム経済は回復基調で政府のGDP成長率目標を達成した。景気回復と各メーカーの様々な新製品投入により、中・高価格帯への移行が見受けられた。カップめんもその利便性から更に拡大が続くと予想される。
5位:日本
日本は59.0億食、前年比+1.0%(+0.6億食)となった。外食頻度の増加や、在宅時間の減少、防災備蓄の意識の低下による買い置きの減少などが見られる一方で、物価上昇の影響を受けて、安価で手軽・簡単調理という即席めんのメリットが再認識されている。
■世界ラーメン協会について
世界ラーメン協会 (World Instant Noodles Association 略称:WINA) はインスタントラーメンの品質改善および消費拡大を図り、業界発展と世界の食生活に貢献することを目的に1997年に設立された、24カ国/地域の133社 (団体) が加盟する世界規模の業界団体。同会では、消費者の皆様にインスタントラーメンを美味しく、安心して食べてもらえるよう、品質向上に関わる業界共通の技術的課題について情報の集積・共有を行っている。また、日々の活動に加え、会員企業による品質向上のための意見交換を目的とした会議・イベントの開催や、インスタントラーメンを通じた社会貢献も行っている。
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